日本側は、金英男(キム・ヨンナム)さんの母子が北朝鮮で再会するという情報が入ると、外見上は慎重な態度を維持しながらも、平壌(ピョンヤン)の意図と今後の事態展開方向に神経を尖らせている。
安倍晋三官房長官はこの日の記者会見で「金英男さんの母・崔桂月(チェ・ケウォル)さんの訪朝判断は被害者家族がすること」とし、「北朝鮮と(拉致問題を)交渉した経験があるため、その経験と情報を韓国政府と被害者家族に伝えることができる」と指摘した。 小泉純一郎首相も「どうなっているのか確認中という報告は受けた」とし、詳細な発言を避けた。
韓国政府との連携を強調していた日本政府だが、胸中は複雑だ。 日本政府の関係者はこの日、「崔さんが訪朝して金英男さんに会うことになれば、拉致問題の象徴である‘めぐみさん事件’が真相究明なしに埋もれてしまうのではないか憂慮している」と語った。
すなわち、北朝鮮政府は金英男さんを通して崔さんに「めぐみさんは死亡した」という情報を流すはずであり、これが崔さんの口を通して‘既定事実’として固まってしまう公算があるということだ。 この場合、日本としてはめぐみさんの問題を追及する動力を失うことになる。
しかし崔さんの北朝鮮訪問を日本政府が止めることもできないのが実情だ。 したがって日本政府の一角では「これは韓国政府と北朝鮮の共同作戦ではないか」という疑惑の視線もある。 さらに予想される最悪の事態に対応し、めぐみさんの生存の可能性を示す、ある種の‘切り札’を公表する案も検討されているという。
この日、めぐみさんの母・横田早紀江さん(70)も「同じ(拉致被害者)の母として子どもに会いたいという心情は十分に理解できるが、北朝云で会ったとしても(金英男さんは)絶対に真実を話さない」と憂慮を表した。 日本の拉致被害者家族会の基本方針は「真実を話せない北朝鮮では拉致交渉に応じない」というものだ。
朝日新聞は「北朝鮮が通知文で『同胞愛と人道主義』『再会前に支障が生じないよう望む』などの表現を使ったのは、これ以上拉致問題を拡大しないようけん制しつつ、韓日間の世論や救出運動の分断を図る狙いもあるとみられる」と分析した。
安倍晋三官房長官はこの日の記者会見で「金英男さんの母・崔桂月(チェ・ケウォル)さんの訪朝判断は被害者家族がすること」とし、「北朝鮮と(拉致問題を)交渉した経験があるため、その経験と情報を韓国政府と被害者家族に伝えることができる」と指摘した。 小泉純一郎首相も「どうなっているのか確認中という報告は受けた」とし、詳細な発言を避けた。
韓国政府との連携を強調していた日本政府だが、胸中は複雑だ。 日本政府の関係者はこの日、「崔さんが訪朝して金英男さんに会うことになれば、拉致問題の象徴である‘めぐみさん事件’が真相究明なしに埋もれてしまうのではないか憂慮している」と語った。
すなわち、北朝鮮政府は金英男さんを通して崔さんに「めぐみさんは死亡した」という情報を流すはずであり、これが崔さんの口を通して‘既定事実’として固まってしまう公算があるということだ。 この場合、日本としてはめぐみさんの問題を追及する動力を失うことになる。
しかし崔さんの北朝鮮訪問を日本政府が止めることもできないのが実情だ。 したがって日本政府の一角では「これは韓国政府と北朝鮮の共同作戦ではないか」という疑惑の視線もある。 さらに予想される最悪の事態に対応し、めぐみさんの生存の可能性を示す、ある種の‘切り札’を公表する案も検討されているという。
この日、めぐみさんの母・横田早紀江さん(70)も「同じ(拉致被害者)の母として子どもに会いたいという心情は十分に理解できるが、北朝云で会ったとしても(金英男さんは)絶対に真実を話さない」と憂慮を表した。 日本の拉致被害者家族会の基本方針は「真実を話せない北朝鮮では拉致交渉に応じない」というものだ。
朝日新聞は「北朝鮮が通知文で『同胞愛と人道主義』『再会前に支障が生じないよう望む』などの表現を使ったのは、これ以上拉致問題を拡大しないようけん制しつつ、韓日間の世論や救出運動の分断を図る狙いもあるとみられる」と分析した。
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