日本による植民支配時代(1910~45年)、日本に持ち出された「朝鮮(チョソン、1392~1910年)王朝実録」が韓国に返還される。
ソウル大関係者は、30日「東京大学が所蔵中の朝鮮王朝実録・五台山(オデサン)史庫(歴史書を保管していた所)の本47冊をソウル大・奎章閣(キュジャンガク)に寄贈することで、両校が合意した」と伝えた。鄭雲燦(チョン・ウンチャン)ソウル大総長は31日午前、ソウル大開校60周年と奎章閣創立230周年を記念する韓国学国際学術会議の祝辞で、こうした事実を公表する予定だ。
返還される朝鮮王朝実録は行政上の手続きなどを経て、約6週間後に東京大学の書庫からソウル大・奎章閣に運ばれる予定だ。国宝第151号でユネスコ(国連教育科学文化機関)に登録された世界文化遺産でもある朝鮮王朝実録は、壬辰倭乱(1592~1598、文禄の役)以降、太白山(テベクサン)、赤裳山(チョクサンサン)、五台山、江華島(カンファド)の史庫4カ所に20世紀初めまで分散、保管されてきたが、五台山史庫の本は1913年、寺内正毅・初代朝鮮総督によって日本に持ち出された。
ソウル大関係者は、30日「東京大学が所蔵中の朝鮮王朝実録・五台山(オデサン)史庫(歴史書を保管していた所)の本47冊をソウル大・奎章閣(キュジャンガク)に寄贈することで、両校が合意した」と伝えた。鄭雲燦(チョン・ウンチャン)ソウル大総長は31日午前、ソウル大開校60周年と奎章閣創立230周年を記念する韓国学国際学術会議の祝辞で、こうした事実を公表する予定だ。
返還される朝鮮王朝実録は行政上の手続きなどを経て、約6週間後に東京大学の書庫からソウル大・奎章閣に運ばれる予定だ。国宝第151号でユネスコ(国連教育科学文化機関)に登録された世界文化遺産でもある朝鮮王朝実録は、壬辰倭乱(1592~1598、文禄の役)以降、太白山(テベクサン)、赤裳山(チョクサンサン)、五台山、江華島(カンファド)の史庫4カ所に20世紀初めまで分散、保管されてきたが、五台山史庫の本は1913年、寺内正毅・初代朝鮮総督によって日本に持ち出された。
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