ハンナラ党朴槿恵（パク・クンヘ）代表が２０日、襲撃された直後、世界主要メディアは緊急ニュースを報道した。一部は襲撃された瞬間の写真まで載せ、大きな関心を示した。

ＡＰ通信は事件発生３０分後のこの日午後７時５７分、朴代表の襲撃事件と犯人検挙について全世界に打電した。

ロイター通信は「来年の大統領選挙に出馬する候補のうちの１人である朴代表が地方自治体選挙遊説中に襲撃され、緊急手術を受けた」と報道した。


米国ＣＮＮは「韓国野党のリーダーが顔をナイフで切られる」という見出しで電子版トップニュースで伝えた。ＣＮＮは病院関係者の言葉を引用し「朴代表があと数カ月間、まともに話ができないほどけがをした」と伝えた。

中国中央放送（ＣＣＴＶ）は朴代表がテロに遭った瞬間の画面を放送した。

日本の共同通信と時事通信は、朴代表がソウル市場選挙に出馬した呉世勲（オ・セフン）候補の支援遊説をするため演壇に上がる際、顔を切られ手術を受けたと詳しく伝えた。

中国新華社通信は襲撃事件とともに「青瓦台（チョンワデ、大統領府）スポークスマンがどんな選挙暴力も許されないと言った」という内容を伝えた。

読売新聞は２１日付２面で朴代表が襲撃された直後の姿の写真を大きく掲載し「あってはならない政治テロが発生した」というハンナラ党党役員の発言を添えた。

日本経済新聞は電子版（２１日）で「手術が終わって１時間後に目をあけた朴代表が同僚議員たちに『死ぬところだった』と言った」と報道した。

ロサンゼルス・タイムスは朴代表は両親とも銃弾を受けて亡くなった事実も伝えている。