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高麗(コリョ)大でサービス精神について講義をするため来韓した社長と、24日、高麗大日文学研究所で会った。
青木会長は「韓国企業家らが現場を遠ざけて楽ばかり求めようとするので、日本と経済力の格差がますます大きくなっている」とし「経営者がしなければならない最も重要なことは現場を守ることだ」と強調した。
彼はMKタクシーに親切教育を受けに来た韓国経営者らの姿勢を見て驚いたという。京都にあるMKタクシー本社には毎月、三星(サムスン)やLGなどの大企業や、中小企業社長、公務員ら3百人ほどが訪れるが「社長や役員らに『毎日現場を取りまとめろ』と言うと『それは部下がすること』と反発してくる」そうだ。
青木会長は「楽をして苦労を避けようとしているようだが、それでは絶対に日本に追いつけない」と釘を刺した。このごろの韓国の若者は簡単なものばかりを求めるという姿勢も叱責し、日本に押し寄せる韓流ブームも経済力が後押しできなければバブルに終わると忠告した。
青木会長は「MKタクシーには顧客からは不満の手紙が最も多く寄せられる」とし「いい社員を選ぶことも重要だが、教育の方がさらに重要だ」と話す。
会長は「80歳を超えた日本の老人たちは率先して木を植える。クヌギの木は60年以上育たなければ使えない。韓国には子孫らにより良い未来を残そうとする精神が失われている。経済にしても政治にしても自分たちだけがいい暮らしをしようと争っている」と、韓国の政治、経済について憂慮した。
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