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高麗青磁、APEC首脳らの食卓に登場



千年の神秘が込められた高麗(コリョ)青磁が、アジア・太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席する国賓らに贈られる。

全羅南道康津郡(チョンラナムド・カンジングン)の高麗青磁事業所は、26日「APEC準備委員会から、各国首脳への贈り物として『青磁象嵌龍鳳牡丹文蓋盒』を制作してほしい、との要請があった」と伝えた。青磁象嵌龍鳳牡丹文蓋盒は12~13世紀の高麗時代、王室と貴族が器などに使ったもので、現在、国宝第220号に指定され、湖巌(ホアム)博物館に所蔵されてある。


ふた・皿など4部分からなり、ひすいの色と青磁の形が調和している。APEC準備委は、贈り物として実物大(直径18.5センチ、高さ23センチ)の青磁25セットを作り、21カ国の首脳に贈呈する。また、半分くらいに縮小(直径10センチ、高さ13センチ)した青磁60セットを作り、晩さん会で食器として使う予定だ。

そのため、康津・高麗青磁事業所は先月15日から、22人の人材を投入し、青磁を作っており、来月13日に作品をお目見えする計画だ。同事業所パク・ジェリョン所長は「専門家が韓国伝統の美を最も特徴的に表した名品だと評価し、贈り物に採択されたもようだ」とし「秋の空模様を盛った高麗青磁の美しさを世界に知らせる契機になるだろう」と話した。康津郡の青磁陶窯は、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界遺産に暫定登録されてある。



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