慶尚南道咸陽郡（キョンサンナムド・ハムヤングン）が、ビョンガンセ・オンニョ（パンソリ・横負歌に登場する性欲の強い男女の名前、ビョンガンセが男）のカップルを選ぶコンテストの開催を決めたのを受け、行事のせん情性が指摘されている。

同コンテストは咸陽郡が１４～１６日、サンリム公園などで開催する「水車祭り」の一部。出場したカップルは、韓国伝統のパンソリ『ビョンガンセタリョン（ガルジギタリョンまたは横負歌）』の露骨な性的セリフ・シーンを演じなければならない。例えば、男性は女性をおんぶしたままプッシュアップをするなどの体力テストを受ける。とりわけ、同コンテストの賞金が大賞３００万ウォン（約３０万円）、金賞２００万ウォン、銀賞１００万ウォンなどで、競争が過熱する恐れもある。

申請者の一人は「先に出場したカップルが体力テストなどで扇情的なシーンを演出すれば、他のカップルも影響を受けざるを得ないだろう」とし「入賞するためには、内容・言動を『熱く』せざるを得ない」と話したりもした。咸陽郡は、地域マーケティングに活用するため、同コンテストを準備した、と伝えた。