元警察官や元教師が中学・高校に常駐しながら校内暴力予防活動を行う「スクールポリス」制度が、全国に拡大される。

警察庁は１３日、「５月から釜山（プサン）地域で試験実施してきたこの制度を、全国１４の地方警察庁の傘下にある学校に拡大する」と明らかにした。

これを受け、地方警察庁はそれぞれ１０余の試験学校を選定し、１１月から来年４月までスクールポリス制度を施行することになる。


スクールポリスは、元警察官と元教師が２人１組で校内に常駐しながら、巡察や相談などの活動を行ってきた。

警察庁は、釜山地域の保護者や生徒を対象にアンケート調査を行った結果、保護者の８０％、生徒の５８％がスクールポリス制度の継続を望んだ、と説明した。

しかし警察庁は、「スクールポリス」制度には警察官が学校に常駐するという否定的なイメージがある点を勘案し、名称を改めることにした。