![]() |
|
このオンドルは典型的高句麗(コグリョ)様式であることから渤海が高句麗を受け継いだことを再確認できる重要な根拠とみられる。
ロシア沿海州の村、クラスキノ(Kraskino。ウラジオストクの南西方向へ2百キロ)の海岸から400メートル北に位置した渤海城跡で共同発掘をした高句麗研究財団とロシア極東区歴史考古民俗学研究所クラスキーノ調査団は21日、ここで完全な形態の双口式オンドル構造を確認したと25日、明らかにした。
発見されたオンドルは長さ14.8メートル、幅1.0~1.3メートルのコの字形態(南西方へ開けている)で、クラスキノ城跡のうち最も高い地帯に位置しており、コの字形オンドルの両端の部分には炊き口と推定されるくぼみが2カ所発見された。
このオンドルは中国黒竜江省寧安市で出土された全長2.7メートルほどのオンドルよりはるかに大きな規模で、これまで発見された渤海のオンドル遺跡の中で最大だ。
今回発掘されたオンドルは炊き口でくべた熱気が通る通路が2つあり、保温効果を高めるために考案された形態だ。このオンドルは肉眼で直接通路と石を積んだ形態を確認することができるほど完全な形態で残っていた。
この記事を読んで…