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世界的な経営コンサルタント、大前研一氏(62)は最近、経済週刊誌「エコノミスト」800号発行記念特別インタビューで、「韓国経済が長期沈滞のドロ沼から抜け出すためには、急いで中産階級の消費を増やす必要がある」とし、このように強調した。 大前氏は特に、「韓国は経済規模に見合う内需市場を持ってこそ、先進国入りできるだろう」と主張した。
大前氏はまた、不動産価格の暴騰を防ごうとする韓国政府の対策について、 「不動産価格が上がるのは根本的に需要と供給の不均衡のため」とし、「かつての日本のように‘キャピタルゲインタックス(Capital gain tax・資本利得税)’を強化したり、不動産関連貸出を抑制する銀行の‘窓口規制’は絶対にしてはならない」と指摘した。 政府が過度に介入すれば不動産市場全体が冷え込み、日本のように長期沈滞につながるだろう、と付け加えた。
さらに大前氏は、韓国の輸出競争力が脆弱だと指摘した。 大前氏は「韓国ウォンが値上がりすれば、韓国の国民所得が2万ドル時代に進入するのは時間の問題」とし、「韓国ウォンが現在より2倍以上値上がりした時、競争力を維持できる韓国企業がどれほどあるか憂慮される」と語った。
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