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韓日海上警察が公海上で対立

1日、韓国海上警察の警備艇6隻と日本巡視艇5隻が、韓国漁船をお互い曳航するとして、蔚山(ウルサン)近海で長時間対立する事件が発生した。

蔚山海洋警察署によると、この日午後5時現在、蔚山市蔚州郡カンジョルゴ28.8キロ沖の公海上で、日本EEZ(排他的経済水域)で操業した疑いがある韓国漁船「502シンプン号」(77トン級・船長チョン・ウクヒョン、38)を、韓日両警備艇がお互い左右からロープをくくり付けたまま、神経戦を繰り広げているという。

事件の発端は、この日0時15分ごろ、釜山市機張郡大辺(プサンシ・キジャングン・デビョン)東方48.6キロの海上(日本EEZ内5.4キロ)で操業していたシンプン号を、日本巡視艇2隻が拿捕しようとして発生した。


日本巡視艇はシンプン号を追撃、船腹に船をつけて日本保安官らがシンプン号に搭乗する過程で、1人が海に落ちたが、救助された。 シンプン号は2人の日本保安官を乗せたまま逃走、午前2時ごろ、通報を受けて出動した蔚山(ウルサン)海上警察所属の警備艇251艦(250トン級)に出くわした。

海上警察は後方から追ってくる日本巡視艇が拿捕できないよう、シンプン号の右側船腹を251艦など3隻の警備艇とロープでくくり付けたが、日本巡視艇3隻も順にシンプン号にロープを取り付けた。

政府当局者は「日本政府は、シンプン号がまだ韓国領海に入っていないため、韓日漁業協定に基づき、問題の船舶を自国に曳航して取り調べると主張している」とし、「しかしこれは決して受け入れることができない、というのが政府の判断」と述べた。

これに関し、イ・キョンス外交通商部審議官はこの日午後、山本栄二駐韓日本大使館経済行使を呼び、政府の立場を伝えた後、「海上での対立をやめて円満に解決しよう」と促した。



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