小泉純一郎日本首相の靖国神社参拝に対し、日本各界から不満の声が出ている。 世論の推移を見守ってきた経済界と政界の一部は、小泉首相の覚せいを促し始めている。

◇経済界が「Ａ級戦犯分祀」要求＝日本最大の経済団体、日本経団連の奥田碩会長は２６日の記者会見で、「靖国神社からＡ級戦犯を分祀する必要がある」と述べた。 奥田会長は「小泉首相は靖国神社に参拝しに行くのであり、Ａ級戦犯に参拝しに行くのではないと考えている」とし、「その場合、靖国にＡ級戦犯を含めなければならないのか考慮するべきだ」と主張した。 日本の財界は、小泉首相の靖国参拝を理由に、日本企業が北京～上海間高速鉄道選定などの大事業で打撃を受けないか憂慮している。

◇政界も非難に加勢＝連立与党の公明党は２６日、「小泉首相の靖国参拝自制要求」を党論に採択した。 冬柴鉄三幹事長はこの日、「中国と韓国が嫌がることを必ずしなればならないのか。戦争で被害を受けた国の国民感情を配慮すべきだ」とし、このように決定した。 自民党の久間章生総務会長も、東条英機元首相などＡ級戦犯が靖国神社に合祀されていることについて、「敗戦した戦争の当時の首相を合祀することには抵抗感がある」と述べた。