連鎖殺人犯ユ・ヨンチョル被告（３４）が、２５日の公開裁判でまた暴れ、しばし裁判が中断する騒ぎがあった。

ユ被告は２５日にソウル中央地裁で行われた裁判で、傍聴客に非難を浴びせられ、奇声を上げて席を立ち上がろうとした。 周囲に待機していた１０人余りの刑務官は、すぐさまユ被告を取り押さえて控え室に連行した。 ユ被告は控室で、自分が犯行を否認している里門洞（イムンドン）殺人事件に関する警察官の証言を直接聞きたいと要求した。 裁判所は弁護人を通じて「もう暴れない」と約束させ、被告を再び被告人席に座らせた。


ユ被告は「警察が、里門洞事件を自白すれば社会団体を通じて家族にお金を支給すると懐柔した」と主張したが、証人として出廷した清涼里（チョンリャンリ）署の崔警長は「そのような事実はなかった」として反論した。


ユ被告は法廷で「もう生きるのはうんざりだ。 社会への殺人であって、人を殺したとは思っていない」と話し、裁判を拒否する意思を繰り返し示した。 裁判所は「所定の手順にのっとって裁判を進行せざるを得ない」として、原則通りの裁判を強行した。