日本列島が大地震の恐怖に包まれた。 ２３日午後、新潟県で震度６を超える地震が１時間半の間に３回連続で発生し、１８人が死亡、約１４００人が負傷した。 また新幹線が開通４０年間で初めて脱線したが、これによる人命被害はなかった。

◇類例がない連続強震＝最初の地震は午後５時５６分に発生した。震源地は新潟県小千谷市付近の地下２０キロ地点。 通常の地震に比べて震源が浅く、震動は１分以上続いた。日本気象庁の分類では「震度６強」で、マグニチュード（Ｍ）６．８を記録した。 約２００キロ離れた東京でも、震度４の強い揺れが観測された。 さらに３０～４０分間隔で震度６強の地震が２回あった。 余震は数百回続き、２４日午後２時２１分にも震度５の地震が観測された。 日本気象庁は「今後１週間は強い地震が発生する恐れがある」とし、警戒を呼びかけている。

◇７０％の確率で３０年以内に震度７の地震＝日本地震学界は最近の地殻活動観測結果を基礎に、近い将来、超大型地震が発生する恐れがあると警告している。 日本では８０～１５０年の周期で大地震が発生しており、関東大震災（１９２３年）の次の周期が迫っている。 政府傘下の地震調査委員会は３０年以内に東京で震度７の大地震が発生する確率を７０％と予想した。 １０年以内の確率は３０％、５０年以内の確率は９０％と予想されている。