「北朝鮮は依然として反国家団体だ」。ソウル高裁・刑事第8部(裁判長:金治中部長判事)は15日、国家保安法違反の疑いで起訴された統一連帯・事務処長のミン・ギョンウ被告(38)の控訴審で、懲役3年6カ月・資格停止3年の刑を言い渡し、こうした認識を示した。
判決は、ミン被告が控訴理由書で「北朝鮮は国際連合に加盟した正式な国家であり、反国家団体に定義付けたのは違法」だと主張したことについて「南北(韓国・北朝鮮)の和解ムードが醸成されつつあるものの、北朝鮮は韓国の自由民主主義の秩序を脅威する反国家団体にあたる」と指摘した。
また「現在、保安法改廃をめぐる議論があり、犯罪構成の条件などが変わるだろうが、現時点としては保安法に基づいて違法かどうかを判断すべき」だとし「被告の行為の大部分は、刑法や代替立法に基づいても処罰できる」と明らかにした。
ミン被告は、祖国統一汎民族連合・韓国側本部(汎民連)の事務処長を務める際、韓国内各種運動の動きなどを汎民連・日本本部を経由して北朝鮮に報告したなどの疑いで逮捕、起訴され、第1審で懲役4年・資格停止3年の刑を言い渡された。
判決は、ミン被告が控訴理由書で「北朝鮮は国際連合に加盟した正式な国家であり、反国家団体に定義付けたのは違法」だと主張したことについて「南北(韓国・北朝鮮)の和解ムードが醸成されつつあるものの、北朝鮮は韓国の自由民主主義の秩序を脅威する反国家団体にあたる」と指摘した。
また「現在、保安法改廃をめぐる議論があり、犯罪構成の条件などが変わるだろうが、現時点としては保安法に基づいて違法かどうかを判断すべき」だとし「被告の行為の大部分は、刑法や代替立法に基づいても処罰できる」と明らかにした。
ミン被告は、祖国統一汎民族連合・韓国側本部(汎民連)の事務処長を務める際、韓国内各種運動の動きなどを汎民連・日本本部を経由して北朝鮮に報告したなどの疑いで逮捕、起訴され、第1審で懲役4年・資格停止3年の刑を言い渡された。
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