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訓練中の誤射で兵士14人死傷

3日午前8時55分ごろ、京畿道抱川(キョンギド・ポチョン)の陸軍部隊で、対戦車火器(PZF-Ⅲ)の誤射事故があり、同部隊所属のチョン・ソンチェ(20)二等兵ら2人が死亡し、12人が重軽傷を負った。陸軍は、同部隊で「小部隊の集中訓練の拠点防御射撃」を行う途中、対戦車火器の誤射で事故が発生したもようだとし、軍の捜査機関が正確な事故原因を取り調べている、と発表した。

陸軍によると、この日、同部隊の火器射撃場では、小隊長のコ某(25)中尉が持っていた対戦車火器から鉄甲破壊用の砲弾が突然発射され、およそ10メートル離れていたコンクリートの防御壁にぶつかった。その直後、破片が周辺の兵士らに飛び、死傷者が発生したという。当時、射撃場では兵士82人が訓練中だった。陸軍は事故の直後、死傷者を付近の抱川一東(イルドン)病院などに後送した。陸軍は、事故の経緯を取り調べた後、国軍首都統合病院に合同焼香所を設ける予定だ。死傷者は公傷として処理する。

対戦車火器「PZF-Ⅲ」は「パンツァーファウストⅢ」と呼ばれるドイツ製の歩兵用使い捨て対戦車ロケットランチャー(90ミリ無反動銃)で、1990年に導入された。PZFⅢは、7センチの鉄甲をあけられる高性能爆発(高爆)の鉄甲弾を発射管に結合した後、発射機に装着し射撃する。射程距離は300~500ミリ。

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