韓国の市民団体「被拉致(らち)者・北朝鮮脱出者(脱北者)の人権と究明のための市民連帯」のト・ヒユン事務総長は26日、韓国へ2002年に亡命した元脱北者の女性チン・キョンスックさん(24)が最近、中国を旅行中、北朝鮮と中国の国境地帯で、中国北朝鮮の公安当局に拉致され、北朝鮮に連れ去られたことを明らかにした。
同事件は、北朝鮮が先月末、北朝鮮脱出者468人の韓国入りに反発し、報復を警告した直後に起きた。同市民連帯によると、夫ムン某さん(26)と一緒に新婚旅行のため中国へ向かったチンさんは8日夜、故郷(咸境北道清津)のいとこに贈り物を渡してくれる人を紹介するという朝鮮族ホ某さんの案内で、吉林性和龍市の豆満江ぺりへ向かったところ、北朝鮮・国家安全保衛部の要員とみられる5~6人の男らに拉致された。
夫のムンさんは「北朝鮮のなまりでしゃべる男らが突然襲ってきて必死で脱出したが、妻は悲鳴をあげながら北朝鮮の方に連れて行かされた」と伝えた。学生の身分で北朝鮮を脱出した夫婦は、02年10月に韓国入りし、2カ月後に脱北者の定着支援施設「ハナ院」で息子を出産、注目された。2人は昨年9月に挙式を挙げ、今回、先送りしていた新婚旅行へ向かったという。外交通商部は「中国当局に事実確認に向けた捜査を依頼した」と発表した。
同事件は、北朝鮮が先月末、北朝鮮脱出者468人の韓国入りに反発し、報復を警告した直後に起きた。同市民連帯によると、夫ムン某さん(26)と一緒に新婚旅行のため中国へ向かったチンさんは8日夜、故郷(咸境北道清津)のいとこに贈り物を渡してくれる人を紹介するという朝鮮族ホ某さんの案内で、吉林性和龍市の豆満江ぺりへ向かったところ、北朝鮮・国家安全保衛部の要員とみられる5~6人の男らに拉致された。
夫のムンさんは「北朝鮮のなまりでしゃべる男らが突然襲ってきて必死で脱出したが、妻は悲鳴をあげながら北朝鮮の方に連れて行かされた」と伝えた。学生の身分で北朝鮮を脱出した夫婦は、02年10月に韓国入りし、2カ月後に脱北者の定着支援施設「ハナ院」で息子を出産、注目された。2人は昨年9月に挙式を挙げ、今回、先送りしていた新婚旅行へ向かったという。外交通商部は「中国当局に事実確認に向けた捜査を依頼した」と発表した。
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