「俺のサンドバッグになってみたいか」。２０３センチ、２２０キロの曙太郎（日本）は１日、記者と一緒に昼食を取っている途中、記者に冗談を言った。米国（ハワイ）出身で、日本の国技、相撲の最高位である横綱になった彼だ。 昨年、異種格闘技のＫ－１に進出し、もう一度日本列島を騒がせた。 相撲界から「外国人を横綱にして裏切られた」という非難を浴びた曙は、「新しい挑戦だ」と堂々としていた。 巨体から出てくるパワーを落とさない程度に体重をやや減らし、スピードとテクニックを高めている。「力士時代には相当食べていたが、いまはたんぱく質を中心に平凡な食事をしている。ただ一日に６度、食事をする」。全盛期だった９０年代半ばのように、ユーモア感覚も優れ、気質も変わっていなかった。 ３１日に韓国を訪れ、晩には韓定食店で‘爆弾酒’１０杯を簡単に飲み乾した。「韓国のシルム（韓国相撲）選手と戦いたい」とも語った。

異種格闘技Ｋ－１の大物らが韓国に来た。 Ｋ－１世界チャンピオンのレミー・ボンヤスキー（オランダ）も同じ日、韓国の地を初めて踏んだ。 ７月１７日にソウルで開かれるＫ－１ワールドグランプリの広報のためだ。 ２人は１日の公式記者会見に先立ち、中央日報と単独インタビューを行った。

１９２センチ、１１０キロのボンヤスキーはひざ蹴りを得意とするため、「フライング・ダッチマン」というニックネームを持つ。 昨年末、チャンピオン戦で優勝した。 アフリカ・スリナム人の血が流れるボンヤスキーは、「１６歳までサッカー選手だったが、左脚を負傷してサッカーをあきらめ、銀行で仕事をしながら、夜にムエタイ道場で練習した。２５歳でファイターになることを決心した」と自らを紹介した。 「オランダ人のヒディンク監督のため、韓国でも関心が高かった」とも話した。 彼は、韓国でもよく知られるボブ・サップに勝った試合について、「戦いは体格も重要だが、スピードと技術、何より戦略が重要だ」とし、「サップの試合を何度も見て弱点を把握した。ヒットアンドアウエー戦略で彼の体力を消耗させた後、倒すことができた」と説明した。 彼は一日５時間練習する。ムエタイとジョギング、ボクシング、縄跳び。特に、一日３００回以上もサンドバッグを蹴りながら鍛えているという。