永生教の教祖、?煕星(チョ・ヒソン、72)被告の殺人教唆容疑に関する控訴審で、無罪が言い渡された。 ソウル高裁6部(裁判長、李弘権部長判事)は24日、信徒6人を殺害するよう指示した容疑で拘束起訴され、第1審で死刑が宣告された曹被告に対し、犯人逃避容疑に限って有罪を認め、懲役2年を言い渡した。 裁判部はしかし、信徒6人を直接殺害した容疑で拘束起訴された永生教のラ被告(65)に対しては1審通り死刑を言い渡した。
裁判部は「曹被告が殺人を指示した疑いもあるが、殺人を主導したラ被告が、教祖と教団に対する盲目的な忠誠心から、独断的な判断で犯行に及んだ可能性も排除できない」と明らかにした。 第2審で有罪・無罪が覆された理由の一つは、主要証人が陳述を変えたため。 殺人共犯でこの日、無期懲役宣告を受けたキム被告(63)は、捜査機関と第1審で「曹氏から直接、被害者のチョン氏を殺害しろという指示を受けた」と陳述していたが、控訴審では「ラ氏が言ったことだ」と述べた。
裁判部は「殺人教唆に関する直接的な証拠が一つもない状況で、曹被告が殺人を指示するほど極端な精神状態にあったと見る資料はない」と説明した。 この日、傍聴席に座っていた遺族5~6人は「こういう判決はあり得ない」と怒りを表した。 判事に向けて暴言を吐いた3人は、法廷警衛に連れ出された。
◇永生教信徒殺人事件=90~92年、永生教の信徒だったチ氏(当時35歳)ら6人が、同じ信徒だったラ氏らに拉致、殺害された事件。
裁判部は「曹被告が殺人を指示した疑いもあるが、殺人を主導したラ被告が、教祖と教団に対する盲目的な忠誠心から、独断的な判断で犯行に及んだ可能性も排除できない」と明らかにした。 第2審で有罪・無罪が覆された理由の一つは、主要証人が陳述を変えたため。 殺人共犯でこの日、無期懲役宣告を受けたキム被告(63)は、捜査機関と第1審で「曹氏から直接、被害者のチョン氏を殺害しろという指示を受けた」と陳述していたが、控訴審では「ラ氏が言ったことだ」と述べた。
裁判部は「殺人教唆に関する直接的な証拠が一つもない状況で、曹被告が殺人を指示するほど極端な精神状態にあったと見る資料はない」と説明した。 この日、傍聴席に座っていた遺族5~6人は「こういう判決はあり得ない」と怒りを表した。 判事に向けて暴言を吐いた3人は、法廷警衛に連れ出された。
◇永生教信徒殺人事件=90~92年、永生教の信徒だったチ氏(当時35歳)ら6人が、同じ信徒だったラ氏らに拉致、殺害された事件。
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