売春女性１１人が、自分らと性的関係を持った前職・現職の警察官４人と刑務官２人の実名を公開、波紋が広がっている。

仁川市（インチョンシ）・Ｅ風俗店の金（キム、２７）某氏らは、１０日「ここ２年間にわたって、オーナーに強いられ、警察官・刑務官と、随時性関係を持った」と暴露した。

性関係を持った警察官らは、仁川某警察署の刑事課所属。文（ムン）某、河（ハ）某警長ら２人は、０２年初めから、１週間に３～４回、同風俗店を訪ね、賭博をし、酒を飲むなど接待を受けた。


警察官が酒宴を終えて出て行くたび、オーナーのイ某容疑者は、接待のレベルから、女性らを同行させ、性関係を持つよう強いた。両警察官は、先月２０日に解任された。先月末、被害女性らが情報を提供、仁川警察庁が捜査に乗り出し、文警長は逮捕されたが、河警長は書類送検された。

オーナーのイ容疑者も、今月２日、淪落あっ旋・強要の疑いで逮捕された。同警察署のユ某警官とシム某警官も、風俗店を随時出入りしていたというのが女性らの主張だ。ユ警官は、他の風俗店でわいろを受け取った疑いで逮捕された後、罷免され、シム警官は現在在職中だ。

一方、仁川拘置所の李某・朴（パク）某刑務官は、オーナーのイ容疑者が賭博場を提供した容疑で、昨年１２月に逮捕されたとき、同風俗店を初めて訪ねている。収監生活の便宜を図ってくれる見返りに、酒宴など接待を受けたり、同女性らと性関係を持ったのだ。

金氏など被害女性らは「淪落行為を取り締まるべき区役所の公務員も、オーナーと連係している」とし、検察が、関連公務員への徹底した捜査を行うよう求めた。