国内に不法滞在中の中国同胞およそ５０００人が、不法滞在外国人に対する集中取り締まり（１７日から）を控えた１３日、法務部に集団で韓国国籍申請書を提出した。 これら中国同胞はソウル朝鮮族教会の主管でソウル汝矣島（ヨウィド）漢江（ハンガン）公園付近に集結、団体で果川（クァチョン）法務部庁舎に移動して国籍申請書５５２５件を提出した。

法務部はこの日、別途の窓口を設けて午前１１時から午後３時まで約２００人に個別対応したが、業務が多量化したため、ソウル朝鮮族教会側と協議し、残り５３００人分の書類を一括で受け付けた。 法務部の関係者は「申請者のほとんどが強制追放対象の４年以上滞在者であるため、国籍を与えるのは難しいという立場を、朝鮮族教会側にすでに通報した」と明らかにした。

申請書が提出される間、中国同胞らは果川政府総合庁舎前の大運動場で、国籍回復を要求する集会を開いた。 一方、ソウル朝鮮族教会は１４日に「中国同胞に韓国国籍選択の機会を与えないのは、憲法上の基本権を侵害するもので、立法不作為違憲にあたる」として憲法訴訟を起こす方針だ。