フィリピンで政治混乱が起こるたびに平和的闘争を主導し、独裁と腐敗にまみれた2人の大統領を辞任に追い込んだフィリピンのハイメ・シン枢機卿が15日、老齢を理由に引退した。
教皇庁マニラ代表部はこの日、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世がシン枢機卿の辞任を受け入れ、マニラ大司教の後任としてラパ市のクアデンシオ・B・ロサレス大主教を選んだと発表した。 30年近くマニラ大司教を務めてきたシン枢機卿は、先月31日、主教の平均引退年齢である75歳の誕生日を迎えた。 シン枢機卿はこの数年間、腎臓疾患や糖尿病などを患っていた。
枢機卿は96年、独裁政治を行っていたマルコス大統領に反発したフィデル・ラモス氏(当時軍参謀次長)らを保護する群衆集会を主導し、「ピープルパワー(国民の力)」革命を通じて政権交代を達成した。 また2001年には、不正を重ねてきたエストラーダ大統領の辞任を求める運動を主導した。
教皇庁マニラ代表部はこの日、ローマ法王ヨハネ・パウロ2世がシン枢機卿の辞任を受け入れ、マニラ大司教の後任としてラパ市のクアデンシオ・B・ロサレス大主教を選んだと発表した。 30年近くマニラ大司教を務めてきたシン枢機卿は、先月31日、主教の平均引退年齢である75歳の誕生日を迎えた。 シン枢機卿はこの数年間、腎臓疾患や糖尿病などを患っていた。
枢機卿は96年、独裁政治を行っていたマルコス大統領に反発したフィデル・ラモス氏(当時軍参謀次長)らを保護する群衆集会を主導し、「ピープルパワー(国民の力)」革命を通じて政権交代を達成した。 また2001年には、不正を重ねてきたエストラーダ大統領の辞任を求める運動を主導した。
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