トランプ米大統領(中央)が1日、激戦州のカンザス州の中間選挙遊説会場で支持者に手を振っている。[写真 ロイター=聯合ニュース]
――中間選挙とは何か。
「米国大統領任期4年の中間に行う選挙だ。下院議員435人全員(任期2年)と上院議員100人中35人(任期6年)、州知事39人(米国領3カ所含む)を選出する。下院議員は予算・税金を統制し大統領を含む連邦公職者の弾劾訴追権を持つ。州ごとに人口に比例して選ぶ。上院議員は大統領が指名する人事の承認と外交・国防案件を処理する。州ごとに2人だ。上院全議席の約3分の1が2年ごとに入れ替えられる」。
――開票結果はいつ出るか。
「米国は広い。米東部時間3日午後6時(日本時間4日午前8時)から投票を締め切る。郵便投票と接戦区の票の再点検の可能性まで考慮すれば最終結果を確定するまで2~3日以上かかるかもしれない。ロイターは、遅れをとった候補が残りの開票でリードする候補に追いつけないと判断したタイミングで勝者を宣言すると報道した」。
――最新の選挙結果見通しは。
「概ね『下院の民主党奪還、上院の超接戦』を予想する。デシジョンデスクHQの2日の分析によると、民主党が下院を奪還する確率は84%、上院まで奪還する確率は65%だ。ただ相当数の地域で候補間の支持率格差が誤差範囲内にあり、実際の勝利を壮語することはできない」。
――観戦ポイントは。
「上院議員選挙を行うテキサス州、オハイオ州、ミシガン州、アイオワ州、アラスカ州などで勝負が注目される。ほとんどが伝統的に共和党が強い地域だが、今回は激戦州に分類される。高物価、反移民、イラン問題に対する有権者不満が状況を揺さぶっているためだ。民主党が激戦州で圧勝する場合、トランプ大統領のレームダックが早まるかもしれない。トランプ大統領が選挙結果に承服するかも関心事だ」。
――選挙後のトランプ政権は。
「民主党が下院を奪還する場合、予算案と調査権などを武器に政権牽制を強化できる。上院まで掌握すれば主要人事承認にもブレーキがかかる。民主党勝利時には『ミスター拒否権』を予告したトランプ大統領の歩みも関心事だ。ロイターは『民主党が議会を掌握してもトランプ大統領は拒否権と大統領令宣布権限を維持する。関税、移民、外交政策を一気に覆すのは難しい』と分析した。可能性は小さいが共和党が上下院多数党を守る場合には既存の政策に弾みが付くだろう」。
――韓国になぜ重要なのか。
「トランプ大統領にブレーキをかけることができる議会権力の去就が中間選挙にかかっているためだ。米国は関税や半導体など通商懸案だけでなく、在韓米軍、戦時作戦統制権、対北朝鮮政策など韓国の安全保障懸案と直結した国だ。民主党はトランプ式の取引中心外交と距離を置いて同盟を重視する基調だ。韓米同盟の結束力を揺さぶりながらも北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との対話に積極的なトランプ大統領の歩みに拒否感が大きい。選挙結果により対米交渉環境も変わるだろう」。
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