投資額に見合う収益ないAI…アルファベットの時価総額5000億ドル消失、サムスン・ハイニックスもふらつく
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
2026.10.31 10:25
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サムスン電子は30日、前営業日比3.02%安の22万5000ウォン、SKハイニックスは7.08%安の141万8000ウォンで取引を終えた。[聯合ニュース]
◆「業績は最高だが」…揺らぐサムスン・ハイニックス
サムスン電子は30日の通常取引で前日比3.02%安の22万5000ウォン、SKハイニックスは7.08%安の141万8000ウォンで取引を終えた。半導体の主力銘柄が揺らいだことで、韓国総合株価指数(KOSPI)も3.48%安の5730.74で取引を終えた。
業績だけを見れば理解しがたい下落だ。サムスン電子とSKハイニックスは7-9月期に半導体事業だけで約190兆ウォンの営業利益を上げた。サムスン電子の半導体(DS)部門の106兆5000億ウォンと、SKハイニックスの83兆3338億ウォンを合わせた数字だ。注文も多い。サムスン電子は大口顧客10社と長期供給契約(LTA)を締結し、来年分の高帯域幅メモリー(HBM)を完売した。SKハイニックスは顧客14社とLTAを締結しており、協議中の需要まで含めると2029年までDRAMとHBMは事実上完売したと明らかにした。
AI特需の恩恵は部品や設備にも広がっている。サムスン電機の7-9月期の営業利益は6910億ウォンと、1年前に比べ165%急増して過去最高を更新した。未来アセット証券のパク・ジュンソ研究員は「部品や設備の生産能力がAIデータセンターに集中し、供給不足がすべての製品群に広がっている」と話した。LGエレクトロニクスもAIデータセンターの熱を冷却する設備の受注額が今年3兆ウォンを突破したと明らかにした。
◆震源地は…一日5000億ドル蒸発
発端は米国のハイテク株を襲ったAI投資への懸念だ。アルファベットの株価は29日(現地時間)、ナスダック市場で12.6%急落し、283.82ドルで取引を終えた。一日で時価総額約5000億ドルが消失し、ウォール街史上、一日あたりの時価総額減少額では2番目に大きかった。
アルファベットの足を引っ張ったのは「収益性」だ。アルファベットの7-9月期のクラウド売上高は103%急増したものの、設備投資額は514億ドルと1年前の2倍を超え、フリーキャッシュフロー(FCF)はマイナス91億ドルとなり、2四半期連続で赤字となった。インベスティング・ドットコムのトーマス・モンテイロ首席アナリストは「グーグルがAIでも収益を上げられることを証明するまでは、設備投資の見通しは野心的な計画でなく(費用の)請求書のように見えるだろう」と指摘した。
他のビッグテック企業も事情は似ている。メタも7-9月期のフリーキャッシュフローがマイナス21億2000万ドルとなった。アマゾンは直近1年間のフリーキャッシュフローの赤字が424億ドルとなり、3カ月前の76億ドルに比べて大きく膨らんだ。AIインフラへの巨額投資で不足した資金は負債で補っている。韓国銀行(韓銀)によるとマイクロソフト(MS)、アルファベット、アマゾン、メタ、オラクルの大手クラウド企業5社が今年1~9月に発行した社債は約2300億ドルで、昨年1年間の発行額の2倍を超えた。ワシントンポスト(WP)は「AI企業は巨額の借り入れや新株発行などさまざまなリスクの高い資金調達方法を考案している」と報じた。アマゾンは29日(現地時間)、7-9月期の売上高が前年同期比12%増の2019億4000万ドルと発表した。
サムスン電子とSKハイニックスが過去最高の業績だったにもかかわらず株価が振るわないのも、同じ文脈で考えられる。ビッグテックの投資余力が揺らげばメモリー半導体の好況も保証できないからだ。BNK投資証券のイ・ミンヒ研究員は「ビッグテックのAIインフラ投資の増加率は今年7-9月期にピークを迎えるだろう」とし「これら企業のフリーキャッシュフローの悪化と資金調達の問題は続いそうだ」と述べた。ムーディーズも債務の返済期限が2027~2029年に集中する中、財務状態の弱い企業は借り換え能力が試されると予測した。
結局、焦点となるのは投資が収益につながるかどうかだ。新韓投資証券のカン・ジンヒョク上級研究員は「これまでは設備投資の見通しの上方修正に注目してきたが、今後は収益化によって設備投資が正当化されるのか、フリーキャッシュフローに余力があるのか、信用スプレッド(国債と社債の金利差)が悪化しているのかなどを総合的に見る必要がある」と述べた。
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