9月4日、ドイツ・ベルリンで開かれた国際コンシューマ・エレクトロニクス展(IFA)で、ロボット犬とともに歩く女性。[AFP=聯合ニュース]
単なる体験型の仕事ではなく、人工知能(AI)が実際の都市環境でロボットを適切に動かせるようにするため、データを収集する仕事だ。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、サンフランシスコ地域のフェイスブックの求人欄に最近、「ロボット犬オペレーター」を募集する求人広告が掲載された。
主な仕事内容は、サンフランシスコ市内の指定された屋外のルートに沿って、四足歩行ロボットとともに4~6時間歩くというものだ。
時給は20ドルで、一般的な犬の散歩代行のアルバイトと同程度の水準となっており、勤務終了後すぐに給与が支払われる。
ロボットに関する経験は必要ない。
仕事で使用するスマートフォンさえあれば応募でき、安全規則などに関する研修時間にも給与が支払われる。
一般的な犬の散歩とは異なり、ふんを片付ける必要はない。
ただし、ロボットが突然動かなくなったり故障したりした場合、自分で抱えて事務所まで運ばなければならないこともある。
ロボットの重さは約15キロだ。
この求人広告を出したのは、サンフランシスコのドッグパッチ地区に本社を置くロボット開発スタートアップ「ディメンショナル」だ。
ディメンショナルは、重い荷物の運搬など、人間が担う肉体労働を代行するロボット向けのオープンソースのオペレーティングシステム(OS)を開発している。
ディメンショナルの創業者、スタッシュ・ポミクター氏は、人間が依然として多くの肉体労働を自ら行っていることに言及し、ロボットによる自動化の必要性を強調した。
同社が実際の市街地でロボット犬を試験した結果、現在のAIエージェントには、複雑な道路環境でロボットのハードウェアを直接制御する能力がまだ十分に備わっていないことが分かった。
歩行者や障害物、道路状況など、さまざまな要因が絡む実際の都市環境では、依然として人間の介入が必要だということだ。
そこでディメンショナルは、ロボット犬を実際の街中で継続的に歩かせながら各種データを収集し、AIとロボットOSの性能改善に活用するため、今回のアルバイトを募集した。
同社は、収集したデータを基に、将来的に四足歩行ロボットやヒューマノイドロボットを工場やデータセンター、建設現場、警備業務などに投入することを目指している。
一方、ロボット犬が街中を歩き回る姿に不安を示す市民もいるという。
一部の市民は、これを映画『ターミネーター』に描かれた未来社会になぞらえて反発した。また、ある市民が同社のオフィスを訪れ、従業員に脅迫めいたメッセージを残したため、警察に通報される事態にもなった。
ポミクター最高経営責任者(CEO)は、こうした反応について、今後同様のことがさらに増えるかもしれないとしたうえで、その場合は巡回警備用のロボット犬がさらに必要になるかもしれないと冗談交じりに語った。
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