北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は24日、中国丹東訪問を一日で終え、新鴨緑江大橋で中国の権力序列4位の王滬寧・全国人民政治協商会議主席(右から2人目)と王毅外相(右から3人目)の見送りを受けている。専用列車や専用機で訪中してきた金委員長はこの日、初めて車で新鴨緑江大橋を渡った。[新華=聯合ニュース]
金正恩氏は今月15日に開通した新鴨緑江大橋を車で日帰りで往復した。最高指導者就任後6回目の訪中であり、昨年9月の北京での戦勝節行事以来1年1カ月ぶりとなる。中国深圳で来月開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に中国という「後ろ盾」を誇示し、対米交渉力を高めようとする布石とみられる。朝米対話に向けて働きかけてきたトランプ米大統領に対し「北朝鮮制裁の緩和だけに固執するつもりはない」というメッセージを発したとの解釈も出ている。
しかし北朝鮮と中国の利害が必ずしも一致しているわけではないようだ。労働新聞は25日、1~3面に写真39枚を掲載し、訪問先や移動経路を詳しく紹介した。一方、中国共産党機関紙の人民日報は写真を掲載せず、1面の一角に王滬寧氏の動静記事として取り上げた。訪問の意味をめぐり両国の受け止め方にはかなりの温度差があったとみられる。
訪問の名目は中国人民志願軍の韓国戦争(朝鮮戦争)参戦76周年(10月25日)だった。金正恩氏は抗米援朝記念塔に「中国人民志願軍の烈士らを永遠に記憶する」と記した花輪を捧げた。また「我々の革命を血で助けてくれた歴史を代々忘れない」という言葉も残した。この日、金正恩氏は「血で結ばれた不敗の朝中友好」など、血盟関係を強調する表現を5回も使った。
日帰り旅行のように…車で中国に渡った金正恩委員長、その背後にある計算(2)
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