23日、仁川市江華郡(カンファグン)から眺めた北朝鮮の黄海道開豊郡の境界地域で、北朝鮮兵士らが戦術道路や鉄柵の建設など国境線の要塞化作業を進めている。[聯合ニュース]
朝鮮中央通信は26日、北朝鮮の国連常駐代表が、先月21日に発生した地雷爆発事件に関する立場を盛り込んだ書簡を25日に国連安全保障理事会の議長に送った、と報じた。
同通信によると、北朝鮮は書簡で「韓国が捏造した、いわゆる『地雷爆発事件』は、朝鮮民主主義人民共和国の南部国境の要塞化を『軍事的侵入』と罵倒し、遅延させ阻止するための陰険な妨害工作であり、朝鮮半島情勢の悪化の責任を逃れるための自作自演にすぎない」と主張した。
◆北朝鮮「国境要塞化は合法的な主権行使」…韓国軍の警告射撃を非難
北朝鮮は軍事境界線(MDL)一帯で進めている「国境線要塞化」作業について、「南部国境の要塞化は、外部からの侵略の脅威から自国の領土の安全を守るための自衛措置であり、国連憲章と国際法に完全に合致する合法的かつ正当な主権行使だ」と強調した。
また「韓国は、国境の要塞化事業に動員されたわが軍の兵士たちの生命と安全を深刻に脅かす射撃行為を行うなど、極めて無謀な挑発行為をためらいなく続けている」と非難した。さら韓国軍の対応は、武力の行使と威嚇を禁じた国連憲章第2条第4項に違反していると主張した。
北朝鮮は書簡で「大韓民国がわが国の領土を1ミリでも侵犯したり、わが要員の安全と生命を脅かす直接的な挑発行為を行ったりした場合、朝鮮民主主義人民共和国は国連憲章第51条に明記された自衛権を行使する合法的な権利を有する」とし、韓国の領土侵犯や軍事的挑発に対して自衛権を行使できるとの立場も示した。
続いて「主権と領土保全が侵害されれば、それによって引き起こされるすべての結果に対する責任は全面的に大韓民国が負うことになる」と警告した。
◆韓国政府による停戦協定違反の指摘に対抗
北朝鮮が今回書簡を送ったのは、韓国政府が先に安保理に問題を提起したことへの対抗措置と解釈される。韓国は、北朝鮮軍が埋設した地雷の爆発や、軍事境界線一帯で緊張を高める行為を停戦協定違反として問題を提起していた。
韓国の車智勲(チャ・ジフン)国連大使は22日、安保理議長国であるギリシャの国連大使に書簡を送った。車大使は書簡で、先月21日に発生した北朝鮮軍埋設地雷の爆発事件は停戦協定違反にあたると指摘した。また、北朝鮮に対して公式謝罪と責任ある措置を求めた。
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