ドナルド・トランプ米大統領が昨年8月15日、米アラスカ州アンカレッジのエルメンドルフ・リチャードソン統合基地で、ウクライナ戦争の終結に向けた交渉のために会談したウラジーミル・プーチン露大統領と話している。ロイター=聯合ニュース
ワシントン・ポスト(WP)は20日(現地時間)、「クレムリン(ロシア大統領府)はトランプ政権が最近ゼレンスキー大統領に背を向けたことを重大な勝利とみなしている」とし、欧州の政治的混乱も重なり、西側諸国のウクライナ支援がついに崩壊しつつあると判断していると報じた。9日にトランプ大統領がプーチン大統領と電話会談した後、ロシアに対する新たな制裁の実施が延期され、ウクライナが米国から提供されてきた軍用衛星網「スターシールド」の使用を制限されたのに続き、米国製迎撃ミサイルの供給まで遅れているのは偶然ではなく、プーチン大統領がトランプ大統領に働きかけた結果だという。
WPは、ロシアが供給することになった軽油は米国の1日の消費量のごく一部にすぎず、価格には影響を与えないだろうと指摘した。16日の米国の平均軽油価格は1ガロン当たり6.33ドルで、前週より約5セント上昇した。ロシアが制裁緩和によって息を吹き返したことは確かだが、一方でトランプ大統領が望む原油価格の安定効果は現れていないということだ。WPは、旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元要員であるプーチン大統領が、中間選挙を控えたトランプ大統領の政治的不安を利用し、自らの側に引き込むことに成功したとみている。
トランプ大統領はこの日もホワイトハウスで記者団に対し、「ロシアは巨大な国だが、ウクライナはそうではない」とし、「ロシアが占領する(ウクライナの)領土は毎週拡大している。ロシアは巨大な機械のようなもので、少しずつ前進し続けている」と述べた。続いて「我々はゼレンスキー大統領が合意することを望んでいる。彼は合意する意志を持つべきだ」とし、「彼が戦争を終わらせたくないのであれば、非常に悪いことが起きると思う」と語った。ロシアの軍事的優位を強調し、ゼレンスキー大統領に終戦合意を迫った形だ。
プーチン氏の「ガスライティング」が奏功か…「ロシア、トランプ氏の『反ウクライナ』転換に歓喜」(2)
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