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14歳の顔に催涙ガス弾…仏デモを拡大させた過剰鎮圧、政府は非常事態を検討

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

18日(現地時間)、仏パリで物価や原油価格の上昇に抗議する全国規模デモの翌日、鎮圧装備を身に着けた警察官らが炎のそばを警戒している。[ロイター=聯合ニュース]

学校環境の改善を求めて始まったフランスのデモは、警察の過剰鎮圧への反発から、公権力の乱用を糾弾する動きへと広がったという分析が出ている。警察の催涙ガス弾で14歳の少年が負傷するなど青少年の負傷事例が相次ぎ、反政府市民デモという性格を帯びるようになったという。経済への不満が放火や略奪にもつながると、政府は夜間外出禁止令を施行し、非常事態宣言の可能性も排除していない。

◆2メート前の少年の顔に催涙弾


19日(現地時間)のニューヨーク・タイムズ(NYT)は、先月28日にパリ北部のサン・トゥアン・ロモンにある職業高校の近くで、警察が14歳の少年の顔に催涙ガス弾を発射した事件を取り上げた。エダンという名前のこの少年は、約2メートルの距離から催涙ガス弾を受け、顎の骨と歯を負傷した。


NYTによると、警察はエダンと言い争った末、身体的な衝突に至った。男性警察官が催涙ガス弾発射器でエダンを押し、続いて女性警察官が警棒を振った。その後、エダンが警察官の太ももを蹴ると、警察は催涙ガス弾を発射した。同僚が危険にさらされていたためやむを得ない行動だったというのが、当時の警察側の説明だ。

エダンがデモに参加していたかどうかめぐっても議論がある。捜査当局はエダンをデモ隊の一員と見なしたが、現場にいた教師と弁護士はこれを否定した。エダンが家族に送った動画には、衝突現場から約50メートル離れた駐車スペースのそばで状況を見守るエダンの姿が映っていたという。

エダンは事件の翌日に手術を受け、現在も話すことができない状態だ。エダンの弁護士は「エダンは正常に話すことも、食事をすることもできない」とし、警察官に殺人未遂の容疑を適用すべきだと主張している。

◆学校デモで約8000人逮捕…学校の外に広がった怒り

フランス当局は依然として学生デモの過激化のため強制鎮圧は避けられなかったとの立場を維持している。政府の集計によると、関連デモの過程で少なくとも24校が放火や破損の被害を受け、約8000人が逮捕された。

それでも青少年に使用した鎮圧手段が適切だったかという批判は続いている。15歳の少年は警察の閃光弾により左手を失い、16歳の少年は警察のゴム弾で目を負傷した。NYTは「捜査・監察の対象となった警察の違法行為疑惑は少なくとも34件にのぼる」とし「ヌニェス仏内相も学生デモで特定の種類の閃光弾の使用を中断させた」と伝えた。結果的にこうした対応は騒乱を鎮めるどころか、市民を結集させ、デモに参加する新たな口実を与えたというのがNYTの分析だ。

鎮圧方法の変化が被害を拡大させたとの指摘もある。警察の鎮圧装備による負傷を研究してきたセバスティアン・ロシェ国立科学研究センター教授は、NYTに対し「この10年間で変化してきた法執行の方法が、10代の若者にもそのまま適用されている」とし「政府は鎮圧装備の使用を見直すべき」と話した。

◆デモに乗じた放火・略奪…政府は夜間外出禁止令

学生デモは物価高への抗議と重なり、17日には全国で約50万人が参加する規模に拡大した。混乱に乗じた放火や略奪も発生し、週末以降2500人以上が逮捕され、少なくとも3000店舗が被害を受けた。

これを受け、フランス政府は19日午後から、パリ、リール、リヨンなどの一部の地域で夜間外出禁止令を施行している。パリのレピュブリック広場やレ・アール周辺では午後11時から翌朝6時まで通行が制限された。ルコルニュ首相は、非常事態宣言について「必要であれば実施する」と明らかにした。

ヌニェス内相は一部の都市で警察が統制力を失ったことを理由に辞意を表明したが、マクロン大統領はこれを認めなかった。デモ主催者側は24日に追加のデモを行うと予告し、政府は警察と国家憲兵隊の配置を増やすことにした。



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