2010年5月6日(現地時間)、米ロサンゼルス(LA)で放射線科専門医が乳がん診断のためのマンモグラフィー画像を確認している。(※この写真は記事の内容と直接関係ありません)[AP=聯合ニュース]
同メディアによると、コスタリカ政府が集計した2021~2025年の乳がんによる死者は計8237人だった。このうち男性は70人で、全体の約0.85%を占めた。年間平均14人の男性が乳がんで死亡した計算になる。
◇女性は主にステージ0~1で発見…男性はステージ2~4での診断が多い
男性の乳がんにおける最大の問題は、診断が遅れるケースが多いことだ。乳がんは女性だけがかかる病気だという固定観念から、男性が胸の異常に気づいても病院を受診しないケースが少なくないという。
インフォバエは、女性の乳がん患者は主にステージ0~1で診断される一方、男性はステージ2~4で発見されるケースが多いと伝えた。がんの発見が遅れるほど、5年生存率も大きく低下する。
イスパノアメリカーナ大学の産婦人科教授、ヤデル・サンドバル氏は「男性も乳がんになる可能性があり、そのことを知らなければ診断が遅れる恐れがある」と警告した。さらに「胸にしこりが感じられる場合は、痛みがなくても受診すべきだ」と強調した。
専門家らは、男性の乳がんの発生頻度が低いことや、病気に対する認識が不足していることが、診断の遅れにつながる主な原因だと説明する。胸に現れた変化を、別の病気や一時的な症状と勘違いしやすいという。
コスタリカ社会保障公庫のマルニ・ラモス医師は「男性の乳がん患者は女性に比べて非常に少なく、受診が遅れるため、診断も遅れるケースが多い」と述べた。
◇痛みのないしこりや乳頭の変化に注意…同じステージなら予後はほぼ同じ
男性も、胸にしこりがあったり、乳頭や皮膚に変化が生じたりした場合は、乳がんを疑う必要がある。専門家らは特に、痛みがないという理由だけで異常な症状を放置してはならないと助言している。
男性の乳がんだからといって、女性の乳がんよりもがん細胞の攻撃性が高いわけでも低いわけでもない。
米メイヨー・クリニックの腫瘍専門医、キャスリン・ルディ氏は「同じステージであれば、女性の乳がんと比べて予後が悪いわけではない」と説明した。
治療方法にも大きな違いはない。手術でがん組織を切除することが基本で、がんの進行段階やがん細胞の分化度に応じて、抗がん剤治療や放射線治療を追加することがある。
◇世界の乳がん新規患者243万人…がんの新規診断件数で2位
乳がんは世界的に患者数が多いがんの一つだ。世界のがん統計をまとめる「GLOBOCAN(グロボカン)」によると、2024年に世界で新たに乳がんと診断された患者は、男女合わせて243万人に達した。同年に乳がんで死亡した人は69万3660人と集計された。
すべてのがん種を比較すると、乳がんは新規診断件数で2位、がんによる死亡原因では4位となっている。
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