先月8日、忠清南道(チュンチョンナムド)や忠清北道(チュンチョンブクド)などの農民団体の会員らが、世宗市将軍面(セジョンシ・チャングンミョン)のテギョチョン橋から政府世宗庁舎まで、環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)への加盟推進の中止を求め、トラクターやトラック約100台を連ねて街頭デモを行っている。キム・ソンテ客員記者
CPTPPは、日本、英国、メキシコ、オーストラリア、カナダなど12カ国が参加する大規模な自由貿易協定(FTA)だ。世界の国内総生産(GDP)の14%を占め、韓国の商品貿易に占める割合も25%と、中国や米国を上回る。韓国がCPTPPに加盟せず、枠外にとどまることによる負担はますます大きくなっている。CPTPP加盟国のメキシコは、米国の通商圧力に対応し、今年からFTA未締結国から輸入する自動車部品など1463の戦略品目に最大50%の関税を課している。韓国企業は、日本などメキシコとFTAを締結している国の企業よりも不利な立場に置かれざるを得ない。欧州連合(EU)が25年にわたって交渉を続けてきた南米南部共同市場(メルコスール)との協定を今年5月から暫定適用していることからも分かるように、世界貿易機関(WTO)が十分に機能していないことで生じた空白に中規模の経済連合が入り込み、新たな通商ルールをつくる動きが広がっている。「韓国のような通商国家が加盟しないことがむしろおかしい」という金正官(キム・ジョングァン)産業通商部長官の発言は、核心を突いている。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領は、「進歩主義者たちが主に市場開放の問題についてこれまで主張してきたことのうち、その後、事実だと証明されたものは一つもない」と述べ、韓米FTAに反対していた支持層を説得した。CPTPPへの新規加盟は加盟国の全会一致で決まるため、遅れるほど説得しなければならない国が増える。もはや政権の損得を考えて時間を浪費している余裕はない。
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