韓国国立中央博物館は7日、特別展「私たちの食卓」で紹介した「一飯是國恩」の遺墨について、親日反民族行為者の朴重陽(パク・チュンヤン、1874~1959)の作品と結論付けたと発表した。写真は国立中央博物館に展示されていた「一飯是國恩」の遺墨。[聯合ニュース]
15日、韓国国会文化体育観光委員会所属の鄭然旭(チョン・ヨンウク)議員(国民の力)が国立中央博物館から提出を受けた資料によると、博物館は問題となった遺墨の所有者について、「館長の推薦を受けて当該作品を借用した」とし、「作品の所蔵者は兪館長」と明らかにした。
これに先立ち、国立中央博物館は特別展「私たちの食卓」で、独立運動家の朴源根(パク・ウォングン、1912~1950)愛国志士の書として、「一飯是國恩」(一杯の飯もすべて国の恩である)の遺墨を展示していた。
しかし、遺族からの問題提起を受けて同作品を撤去し、再検証した結果、かつて朴源根という名前を使用していた親日派の朴重陽(1874~1959)が書いたものと確認された。
博物館は鄭議員の事務所に対し、「館長の推薦を受け、所定の手続きを経て当該作品を展示に使用することになった」とし、「所蔵者から聞いた話などを総合し、朴志士の作品と判断した」と説明した。
また、作品の末尾に記された名前が「韓人 朴源根」となっていたため、展示当時、親日反民族行為者や「親日人名辞典」に掲載された人物とは確認できなかったと明らかにした。
兪館長は先月10日、同作品を誤って紹介したことについて、「遺物の正確な意味を読み取れなかったのは、博物館の能力不足であり、ミスだった」と謝罪していた。
博物館は「内部で検討した上で展示を決定したが、筆跡や人物の経歴などについて、各分野の専門家による相互検証が十分ではなかった」と認めた。
さらに、今後は専門家への諮問を体系化し、近現代分野の専門家を増やすなど、展示品の事前検証手続きを強化し、同様の事態が繰り返されないようにすると明らかにした。
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