韓国型ロケット「ヌリ号」が7日午後、全羅南道高興郡の羅老宇宙センターから打ち上げられた。 [写真 韓国航空宇宙研究院]
当初ヌリ号には主搭載衛星として超小型衛星群「ネオンサット」5基、副搭載衛星として企業・自治体・学界などが製作したキューブサット10基が搭載されていた。このうちクォータニオンの「パーサット2」1基は射出されず、残りの衛星はすべて正常に軌道に投入された。
副搭載衛星9基もすべて地上局との通信に成功したことで、ヌリ号は衛星を宇宙へ輸送する任務を無事に終えた。副搭載衛星のうち、現在、衛星と地上局との双方向通信に成功しているのは6基で、残りの衛星は地上局が衛星の信号やデータを受信する段階にある。副搭載衛星はすべてのシステムが正常に作動するかを確認する初期運用段階を経て本格的な任務を開始する予定だ。
任務は多岐にわたる。双方向通信が確認された航宇研のキューブサット「国産素子・部品宇宙検証プラットフォーム2号」は、SKハイニックスのDRAMや記憶装置など国産部品6種類が宇宙空間の熱や放射線に耐えられるかを確認する。スペースリンテックの「B-1012」は微小重力環境で医薬品の実験を行い、無人探査研究所の「ユリシーズ」は微小粒子状物質(PM)の観測などを実施する。このほか地上の撮影(ジャック007)、都市の変化の観測(大田サット1号)、南大西洋上空の放射線測定(SD-1サット)、低軌道での高エネルギー陽子の観測(GBサット)、大気観測(スレッジ)、レーザー通信試験(CPサット/宇宙光通信軌道検証衛星)などの役割を担う。
呉泰錫(オ・テソク)宇宙航空庁長は「今回のヌリ号5回目の打ち上げでは、4回目の打ち上げよりもはるかに短い時間でキューブサットとの通信に成功した。これは、ロケットが衛星を目標軌道に正確に投入し、精密な衛星位置情報を提供したことで実現した成果であり、技術的な完成度が一段階向上したことを意味する」と述べた。
専門家らは、もう「韓国はロケットを製造できるのか」という問いを越えて「どのような宇宙輸送産業の構造を構築するのか」という問いに移るべき時だと指摘する。科学技術政策研究院(STEPI)のシステム革新室・宇宙公共チーム長を務めるアン・ヒョンジュン氏は「ヌリ号の成功を商業化につなげるには、市場に任せることと政府が直接開発することの間で、長期的な公共調達と競争を通じた民間企業の育成を組み合わせた韓国型の宇宙輸送産業政策が必要だ」と述べた。政府は来年下半期の6回目の打ち上げでネオンサット5基を追加で投入し、超小型衛星10基からなる衛星群を完成させるとともに、2032年まで毎年少なくとも1回はヌリ号を打ち上げる計画だ。
この記事を読んで…