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養鶏場まで覗く…ウェブカメラ12億台、AIと出会い戦争の目に

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

8日、ウクライナのキーウで男性がドローン攻撃を受ける学校から脱出している。[写真 ロイター=聯合ニュース]

家の前や養鶏場に設置された監視カメラから道路の防犯カメラまで、日常の中でインターネットにつながったカメラが戦争の新たな武器に浮上している。ハッカーがカメラを掌握して敵軍の動きを監視し攻撃目標を見つけ出しながらだ。人工知能(AI)まで活用され民間のカメラが偵察機や現場諜報員の役割を一部代替する様相だ。

世界のインターネットとつながったカメラは約12億台と推定(英サイバーセキュリティ企業S-RM基準)される中で、ハッカーはパスワードが脆弱だったりセキュリティアップデートがされていないカメラを集中的に狙っている。米ウォール・ストリート・ジャーナルは10日、AIで多くのカメラに対する侵入を自動化し膨大な映像を速やかに分析できるようになりカメラの軍事的活用度がさらに高まったと分析した。


実際にウクライナを支援する国際ハッカー組織「チームワンフィスト」は、2022年末にロシアが占領したクリミア半島セバストポリの防犯カメラをハッキングしてロシア空軍の基地を見つけ出した。海岸の高層ビルに設置されたカメラを遠隔で操作して画面を拡大し、ヘリコプターと潜水艦、軍艦の動きを確認していたところ、ヘリコプター1機の移動経路を追って基地の位置を確認したのだ。彼らがウクライナ軍に位置情報を伝えた後、実際に攻撃が行われ、ロシアの軍用機と防空施設が被害を受けたという。カメラハッキングのリスクを意識したロシアは6月にプーチン大統領の警護システムまで一時中断して外部インターネット網と完全に分離されているか点検して稼動を再開したという。


ロシアも同じ手法を使った。ウクライナ保安局(SBU)によると、ロシアのハッカーは2024年に首都キーウの住宅街の防犯カメラを掌握してミサイル攻撃目標を探し打撃地点を調整しようとした。SBUは2022年の開戦後、軍事情報が露出する恐れがあるカメラ約4万台を探してセキュリティを強化したり接続を遮断したと明らかにした。オランダの情報機関も7月にロシアが欧州各国のカメラをハッキングしてウクライナに向けた武器輸送経路と兵力移動状況を追跡していると警告した。

中東でも民間の防犯カメラを活用した情報戦が激しい。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、イスラエルは今年初めにイランの道路のカメラをハッキングしてハメネイ師暗殺作戦に必要な情報を収集した。反対にイランと連係したハッカーは今年イスラエルの軍事施設と兵力集結地周辺など安全保障上重要なカメラ250台以上に侵入したことがわかった。

イスラエル北部では養鶏場のカメラまでハッキングされた。今年初めにある養鶏場のオーナーが鶏の状態を確認しようと携帯電話のアプリを立ち上げたところカメラの使用言語がアラビア語に変わっていた事実を発見した。中国製カメラをハッキングした彼らの目的は鶏ではなく近くのレバノン国境のイスラエル軍の動きを調べることだった。

カメラハッキングは心理戦の道具にも使われる。米シンクタンク民主主義守護財団のアリ・ベン・アム研究員は「ハッカー組織が奪取したカメラ映像を公開し相手国の国民に日常まで監視されかねないという不安感を植え付けている」と説明した。ハッキングされたカメラは同じネットワークにつながった家庭や企業の別の電算網に侵入する通路にもなり得る。



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