先月17日、米カリフォルニア州サンフランシスコのモスコーニ・センターで開かれた技術イベント「ドリームフォース2026」に展示されたアンソロピックのロゴ。[ロイター=聯合ニュース]
YES24の関係者は「海外からこのように大量の古本を購入したいという申し出があったのは初めてだ」と話した。8月末の面会後、現在までB社から追加の連絡はなく、取引はまだ成立していない。韓国各地で中古書店を運営する「アラジン」には、こうした連絡はなかったという。
B社はソウル本宝庫とYES24に対し、「米国内で韓国語の書籍に対する需要が着実に増えている」ことを購入理由として挙げた。しかし、ソウル本宝庫が受け取ったメールとYES24での面会内容を総合すると、AIの学習に利用するために購入しようとしているとの疑いが浮かぶ。
8日、記者がメールでC氏に接触したところ、B社は依然として韓国語の古本の大量買い取りを進めていた。C氏は「書籍は各タイトルにつき1冊ずつ購入する」とし、「全体の冊数よりも書籍の種類数が重要だ」と説明した。AIに同じ本を再び学習させる理由はない。
C氏は、買い取りを希望する書籍の分野は成人向けのノンフィクションで、具体的には学術書、専門書、経営・経済、科学、歴史、人文科学、芸術・デザインだと説明した。漫画、宗教書、児童書、学習参考書、雑誌、英語の書籍は購入しないと付け加えた。また、「小説は買い取りの優先順位が低い」とした。本の表紙の状態はまったく問題にしないとし、「欠けている部分がなく、完全な状態で読めればよい」とも説明した。
AIの学習に利用することが疑われる古本の大量買い取りの動きが韓国国内で確認されたのは、今回が初めてだ。これに先立ち、米国では7月に最終的な判断が下された裁判を通じて、AI企業アンソロピックが少なくとも50万冊の本を買い取り、学習に利用した後、廃棄していたことが明らかになった。ドイツのベルリンでは、「1970年の運転免許試験案内書」のような古本まで大量に売れていった事例がある。先月には日本でも、各地の古書店に正体不明の注文が殺到していると報じられた。こうして買い取られた古本は、米国の大規模物流倉庫へと運ばれた。
「古本をコンテナ単位で買い取ります」…韓国にも届いた不審なメール(1)
この記事を読んで…