5月19日、ペルーの首都リマのロシア大使館の前でデモ参加者がプラカードを持っている。ロシア軍に募集されたペルー人の家族は彼らが就職提案にだまされて戦線に投入されたとし帰還を要求した。[写真 EPA=聯合ニュース]
◇月3000ドルで雇用の罠…世界に広がる募集の網
スペインの日刊紙エル・パイスは先月16日、南アフリカの非営利調査団体コード・フォー・アフリカ(CfA)の調査を引用し、ロシア軍の募集に使われたウェブサイト、SNSアカウント、メッセンジャーチャンネルなどを最小135件確認したと報道した。募集はアフリカだけでなく、中南米、アジア、中東の求職者にも各地域の言語で接近したという。
外国人求職者を狙った広告には、建設・警備業務、映画撮影現場の雇用などが登場した。ロシアのビザや市民権の取得をサポートするという提案もあった。一部応募者は費用を支払って就職準備に着手してからロシア軍として参戦させられることを知らされたという。報酬は契約金が最大1万5000ドル(約238万円)。月給3000ドルに達した。戦闘中に死亡すれば遺族に6万ドルを払うという約束も付いた。
応募者を連れてくる募集担当者には手数料が約束された。CfAの報告書を分析したポーランドのファクトチェック団体プラウダ協会によると、ある募集サイトは応募者がロシアに行く費用を払うと募集担当者に1人当たり1000ドルを、業者が旅行費を負担すれば150ドルを払うと提示した。このような形で主要募集業者4社が互いに競争していた。
募集担当者が応募者の契約金に手を付けた事例も見つかった。募集担当者の1人がガーナ人14人の入隊契約金として2万5000ドル以上を持っていったという。
◇妻の手術費稼ぐためロシア行き…脅迫され契約書に署名
エル・パイスが報道したペルーの退役軍人ホルヘさんのエピソードを見ると、このような雇用提案が事実上の詐欺だったという状況が明らかになる。彼は妻のがん手術費を稼ごうとしてロシア行きを選んだ。警備業者で一緒に働いていた友人が大使館、病院、学校を守れば契約金2万ドルに月給2500ドルを払うと話した。ロシアの男性が戦線に向かい警備員が不足しているという説明だった。
しかし3月25日にモスクワに向かったホルヘさんは戦線に送られる状況になったと妻に伝えてきた。脅迫されてロシア語で書かれた契約書に署名し、身分証も奪われたと話した。
「月3000ドルで警備員求む」のはずが…ロシア戦線に連れて行かれた外国人(2)
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