死刑執行用の薬物を2度投与されても生存した米国の死刑囚、クリスタ・パイク。[ロイター=聯合ニュース]
クリスタ・パイク死刑囚(50)の弁護人ランディ・スパイビー氏は、7日(現地時間)の記者会見で、「パイク氏は意識を取り戻した後、『ここはどこ?』『あなたは誰?』と言った」と明らかにした。
AP通信やニューヨーク・ポストなどによると、弁護団も、生存したものの意識不明だったパイク死刑囚が意識を取り戻すとは予想していなかったという。スパイビー氏は「5日夜まで、私たちはパイク氏が脳死状態で、翌日に生命維持装置を外す予定だと認識していた」とし、「翌日、パイク氏が意識を取り戻して話し始め、全員が驚いた。月曜の夜から火曜の朝にかけて何が起きたのかは分からない」と語った。
さらに、「パイク氏は今、今回の一連の出来事に怒りを感じ、混乱している」と付け加えた。パイク死刑囚は意識を取り戻したものの、回復の見通しは依然として不透明だという。弁護団によると、パイク死刑囚は食べ物を飲み込めず、肺炎を患っているほか、腕に血栓もできている。
パイク死刑囚は18歳だった1995年、同級生のコリーン・スレマーさん(当時19歳)に暴行を加え、刃物で刺して殺害した罪で死刑判決を受け、約30年間、死刑囚として服役してきた。先月30日には、テネシー州で約200年ぶりに死刑を執行される女性となる予定だった。
パイク死刑囚に投与されたペントバルビタールは、米国で薬物注射による死刑執行に使われる薬物だ。第1次トランプ政権下では連邦の死刑執行に使用され、バイデン政権は連邦レベルでの死刑執行を一時停止した。その後、第2次トランプ政権は今年4月、ペントバルビタールを用いた連邦の死刑執行手続きを再開した。
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