ドナルド・トランプ米大統領が9月30日(現地時間)、ホワイトハウスで韓国政府の対米投資プロジェクトを自ら発表している。AP=聯合ニュース
アラスカLNGは北部ノーススロープの天然ガスを南部ニキスキまで運んで液化した後にアジアに輸出する445億~545億ドル(約7兆~8兆6000億円)規模の事業だ。昨年の韓米関税交渉で合意した3500億ドルの対米投資と合わせトランプ米大統領が投資を圧迫している。これに対し韓国産業通商部の金正官(キム・ジョングァン)長官は6日の国政監査で「検討着手は商業的合理性を前提とする」という立場を改めて強調した。
あるLNG業界関係者は「経済性に劣らず長期契約が結ばれていてこそ企業もこれを担保に貸付など資金を調達できる」と話した。主事業者である米エネルギー企業のグレンファーンによると、金融調達に向け必要な長期契約量は年間1600万トンだ。現在の潜在契約量は1300万トンだがほとんどが拘束力のない合意だという。年間100万トンの購入基本合意書(HOA)を結んだポスコインターナショナルもグレンファーンのファイナンシングが完了するのを待つ状況だ。
ガス管は永久凍土層を横断しなければならず、物価や人件費の上昇と許認可問題まで重なれば事業費が増え工事期間も長くなる恐れがある。ガス業界関係者は「韓国が参加したカナダLNGプロジェクトも原住民地域を通過する配管建設に予想より多く時間がかかった。アラスカも寒さのほかどんな変数があるかもわからない」と話した。
エネルギー経済研究院関係者は「環境影響評価などで2040年以降に完工するだろうという見方も多い。工事が遅れるならばその時も(化石燃料である)LNGが現在予測する程度の経済性を持つのか疑問」と話す。炭素中立で需要が減り「原価より低い価格で売らなければならない状況」も生じる恐れがあると指摘される。
事業が実現する場合、最初に仕事が生まれるのは鉄鋼・鋼管になる見通しだ。ポスコと東国製鋼などが厚板・鋼材を作れば世亜製鋼など鋼管メーカーがこれを大口径ガス管に加工する。鉄鋼業界関係者は「1300キロメートルならばとても大きい規模だ。酷寒の環境に耐える高仕様鋼材の需要も期待される」とした。
造船業界関係者は「年2000万トンのLNGが実際に輸出されれば新規運搬船需要が生じるだろう」としながらも。「今後経なければならない段階がとても多い」と話した。
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