姜信哲(カン・シンチョル)国防部長官。国会写真記者団
姜長官はこの日、国会国防委員会の国防部に対する国政監査で、「北の外務省の居直りともいえる声明をどう評価しているのか」という国民の力の庾竜源(ユ・ヨンウォン)議員の質問に対し、「これまではすぐに立場を示していたが、今回は一日ほど経ってから立場を示した。外務省が立場を示した点にも注目している」と答えた。合同参謀本部による地雷事件最終調査の結果に対し、北朝鮮人民軍総参謀部ではなく外務省が対応したことについて、対応レベルを調整したという専門家の評価とも一致する部分だ。
北朝鮮がMDL以南に埋設した地雷は数百発にのぼり、一部の前線では鉄条網までMDLを越えて設置されているとの見方もある。姜長官は、「北の軍がMDL以南に数百発の地雷を埋設したとみているのか」との質問に、「我々もそうみている。国連軍司令部と共同調査を進めながら必要な措置を取る」と答えた。
特に軍当局は中西部戦線の一部区間で北朝鮮軍の鉄条網がMDL以南に設置されている可能性について調べている。姜長官は「(鉄条網に関する)兆候を確認している」とし「その部分についても必要な措置を取っていく」と述べた。MDLを越えてきた地雷だけでなく、鉄条網も原則として除去の対象になり得るということだ。
軍情報当局は8月まで、北朝鮮の鉄条網のうちMDLに最も近い地点は約80メートル離れていると判断していた。北朝鮮が下半期に一日7000人前後の人員を投入して作業を加速させ、鉄条網を設置した可能性が高いということだ。
韓国軍が地雷に続いて鉄条網など目に見える構造物まで除去する場合、北朝鮮の激しい反発が続く可能性もある。
陸軍第21師団が管轄する東部戦線で、北朝鮮軍の武装巡察隊が定期的に南下している事実も公式に確認された。姜長官は「巡察部隊が個人火器を携行しているのは事実で、下りてくれば韓国軍が警告射撃を行い、また戻っていくという状況が毎日繰り返されている」と話した。北朝鮮軍の最前線の監視所にいる4~5人の兵士が新たに造成した不毛地帯の作業区間を巡察路として利用し、MDL以南の約10メートル地点まで繰り返し下りてきているという。
一方、この日の国政監査では戦時作戦統制権の移管協議に関連し、9月に韓米統合国防対話(KIDD)で実務者間で意見の違いがあったことを示唆する発言も出てきた。陳聲準(チン・ソンジュン)国防委員長(共に民主党)が「KIDDで完全運用能力(FOC)の検証完了問題を協議したのか」と尋ねると、姜長官は「私が少し調整していかなければいけない状況だ」と答えた。陳委員長が「米国と合意したのではないのか」と尋ねると「そうだ」と話した。
9・19南北軍事合意でMDL周辺の航空偵察能力に空白が生じたという国民の力の姜善栄(カン・ソンヨン)議員の指摘に対しては「私もそうみている」と答えた。
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