米国の国旗
国防総省のショーン・パーネル首席報道官は5日(現地時間)、Xを通じて「ピート・ヘグセス長官が2009年にフォートフッドで非武装の米軍兵士に発砲したジハーディスト(イスラム聖戦主義者)ハサンに対する米陸軍の銃殺刑執行を勧告し、トランプ大統領がこれを承認した」と明らかにした。
銃殺刑の執行日時と場所は米陸軍長官が決定する予定だ。パーネル報道官は「ハサンに審判の日がついに来た」と述べた。
ハサンは米陸軍少佐で精神科の軍医として勤務していた2009年11月5日、フォートフッド基地で銃を乱射して軍人と民間人13人を死亡させ、32人を負傷させた罪で有罪判決を受け、死刑を言い渡された。
当時、アフガニスタンへの派兵を控えていたハサンは、犯行の過程で「アッラーフ・アクバル」(神は偉大なり)と叫んだことが調査で分かった。この事件は米国内で最悪の軍事基地銃乱射事件の一つとして記録された。
米軍が死刑を執行するのは、1961年4月に米陸軍二等兵ジョン・ベネットを強姦・殺人未遂の罪で絞首刑に処して以来65年ぶりだ。米軍が銃殺刑を執行するのは1945年11月以来初めてだとCNNは伝えた。
米国において銃殺刑の執行はあまりない。ワシントン・ポスト(WP)によると、現在アイダホ、オクラホマ、ユタ、サウスカロライナ、ミシシッピなど一部の州で銃殺刑が認められている。
非営利団体の死刑情報センター(DPIC)によると、昨年サウスカロライナ州で3人が銃殺刑に処された。これに先立ち、1977年以降に銃殺刑が執行された事例は、いずれもユタ州で行われた3件だった。
トランプ大統領は長年、死刑制度に賛成する立場を明らかにしてきた。第1次政権では17年間中断されていた連邦死刑の執行を再開し、任期末までに死刑囚13人の刑を執行した。
ジョー・バイデン前政権が連邦レベルでの死刑執行を一時停止したが、トランプ大統領は第2次政権発足直後にこれを解除した。
米司法省は4月、死刑執行用薬物の確保が難しいことなどを理由に、銃殺刑、電気椅子による死刑、ガス窒息刑などを代替的な死刑執行方法として追加した。
司法省はまた、トランプ第1次政権当時に死刑執行に使用していたペントバルビタールを使った薬物注入による執行手続きを再開するよう指示した。ペントバルビタールは肺水腫を引き起こし、死刑囚に不必要な苦痛を与える可能性があるとの指摘が出ていた。
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