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がん手術を受けた患者の腕に「誕生日おめでとう♡」…執刀医がメッセージを残した経緯=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真[Pixabay]

韓国で、がん手術を受けた患者の誕生日を覚えていた執刀医が、手術後、患者の腕に誕生日を祝うメッセージを書き残したエピソードが明らかになった。




16日、SNSで、最近がん手術を受けたAさんのエピソードが紹介された。Aさんは麻酔を受ける前、本人確認のため、看護師から名前と住民登録番号の最初の6桁を尋ねられた。Aさんが「850916」と答えると、看護師は「今日がお誕生日ですか?」と尋ねた。Aさんが「そうです」と答えると、看護師は「おめでとうございます。きっとうまくいきますよ」と励ましてくれたという。


これを最後にAさんの記憶は途切れ、約12時間、麻酔をかけられた状態で手術を受けた。手術が終わって意識が戻ったAさんは、注射針を抜くために袖をまくったところ、思いがけないメッセージに気づいた。

Aさんの腕には、手術用のマーキングペンで「Happy Birthday to you♡」と書かれていた。

Aさんは「実は本当の誕生日は8月16日だったが、顔も覚えていない手術室の看護師さんの心遣いに、とても感動して涙が出た」と語った。

健康を願い、誕生日まで覚えていてくれた医療スタッフに感謝を伝えようと、Aさんは退院の日、コーヒーやアイスティー、イチゴラテなどの飲み物12杯とトーストを用意した。看護師のデスクに預け、「私の腕にメッセージを書いてくださった方に、必ず渡してください」と頼んだ。

AさんがこのエピソードをSNSに投稿すると、閲覧数は55万回を超えた。

ネット上では、「冷たい手術室で感じられる、人の温かさだ」「長時間の手術で大変だっただろうに、患者の誕生日まで気にかけてくれた医療スタッフは心が温かい」「自分が患者の立場でも感動しただろう」といった反応が寄せられた。

腕に書かれた文字が簡単に消えるのか気にする声もあったが、Aさんは「アルコール綿で軽く拭くだけできれいに消えた」と説明した。

このエピソードが広く知られると、AさんのSNS投稿を見た看護師からも連絡があった。看護師は「差し入れてくださった軽食は、部署のスタッフと分け合って、おいしくいただきました」と感謝を伝えた。そのうえで、患者の腕に誕生日のメッセージを残したのは、麻酔前に誕生日を確認した看護師自身ではなく、手術を執刀した院長だったと明かした。

この看護師によると、Aさんが誕生日だと聞いた執刀医は、すべての手術を終えた後、「今日が誕生日だと言っていたよね? お祝いしてあげないと」と言い、自ら手術用の滅菌済みマーキングペンシルを手に取り、お祝いの言葉を書いたという。

看護師はAさんに、「良い思い出を残せて光栄です」とし、「一日も早く回復され、これからの日々が幸せで満たされることを願っています」と伝えた。

手術を前に、自宅にいる赤ちゃんに会いたくて長い間泣いていたというAさんは、医療スタッフのささやかな心遣いが大きな慰めになったとし、「その瞬間、自分は愛されるために生まれてきた人間なんだと感じた。人っていいなと改めて思った」と感想を述べた。



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