自爆用FPVドローンを運用するウクライナ軍兵士 [写真=ミリタルニ]
兵力を大規模に投入する代わりに、無人システムを敵陣深くまで送り込む方式だ。現代戦の戦闘方式が変化しているとの評価が出ている。
4日(現地時間)のCNBCなどによると、ウクライナ軍第3軍団は5月からドネツク州北部のリマン一帯で「ビバルディ作戦」を実施した。
まず、ウクライナ軍はロシア軍のドローン活動を制限できるよう同地域の制空権を確保した後、大型ドローンを利用して地上無人車両(UGV)をロシア軍の後方に投入した。
ウクライナ軍のビレツキー准将は先月28日、作戦の第3段階で51平方キロを追加で奪還し、奪還面積が計176平方キロになったと明らかにした。
ウクライナ側はこの過程でロシア軍の2000人以上が死傷し、250人以上が捕虜になったと主張した。ロイターもウクライナ軍がリマン一帯で176平方キロを奪還し、5つの村に対する支配権を回復したと報じた。
今回の作戦の特徴は、人間の代わりに無人システムを戦闘の最前線に投入した点にある。ウクライナ軍はドローンを使ってUGVを敵陣後方に投入し、ロシア軍の陣地を攻撃するとともに補給・防衛線を揺さぶる方式で作戦を遂行した。
専門家らは今回の作戦を戦争全体の戦局を覆す決定的な勝利と見るのは難しいと評価しながらも、ウクライナ軍がロシア軍の攻勢を阻止する新たな手段を確保した点に注目している。
ロイターによると、米シンクタンクの戦争研究所(ISW)も「ビバルディ作戦」について、ロシア軍によるウクライナ東部主要都市包囲を妨害する上で作戦上の意義があると評価した。
ウクライナのゼレンスキー大統領も無人システムの拡大に力を入れている。ゼレンスキー大統領は最近、リマン近郊の指揮所を訪問し、ビバルディ作戦の成果を確認するとともに、地上ロボットシステムとドローンの運用を拡大する案に言及した。
ロシアのドンバス掌握計画にも支障が生じたとの分析が出ている。
ウクライナの情報当局は、ロシア軍がドネツク州の主要な進撃軸で大きな損失を被ったことで、当初は年末までに終えるとしていたドネツク州全域掌握目標を来年3月まで延ばしたと把握していると明らかにした。
ビバルディ作戦が戦争の決定的な転換点となるかどうかはまだ不透明だ。
ただ、ウクライナ軍がドローンと地上ロボットを組み合わせて兵力の損失を減らしながらロシア軍の前進を阻止する新たな戦術を試しているという点で、今後の戦場の変化の方向性を示す事例として注目されている。
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