ドバイのハムダン・ビン・ムハンマド皇太子(左)が3日(現地時間)、アラブ首長国連邦(UAE)の病院で治療を受けているフライドバイの機長スミット・マッチャール氏と面会している。ロイター=聯合ニュース
3日(現地時間)、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などによると、アラブ首長国連邦(UAE)の格安航空会社(LCC)フライドバイ1073便のテロ犯である副操縦士アルハンマミは、過去にオマーン航空で操縦士として勤務していたが、オマーン当局が過激主義ウェブサイトにアクセスしていた事実を把握して飛行業務から外し、事務職に異動させた。その後、今年2月にフライドバイに入社し、先月30日、ドバイからテルアビブに向かっていた旅客機で非常用の斧を使って機長を襲撃し、航空機を乗っ取ろうとした。しかし、負傷した機長が操縦室のドアを開け、乗客・乗務員が対応したことで、航空機はサウジアラビアに緊急着陸した。UAE当局は3日、アルハンマミの行動について「テロ行為の試みに該当する」と規定した。
捜査当局は、オマーン国籍のアルハンマミが成長期に内戦中のシリアに滞在し、過激化した可能性について調べている。こうした歪んだ見方がソーシャルメディアの投稿に表れていたとの指摘も出ている。CNNによると、アルハンマミのリンクトインとインスタグラムには、事件発生から約9時間後、テロ組織に関連する動画2本が相次いで投稿された。ある動画には、2023年10月に操縦室から撮影したドバイ国際空港のイスラエル航空機と、国際テロ組織アルカイダの元指導者アイマン・アルザワヒリの写真が収められていた。2009年にアフガニスタンで自爆テロにより米中央情報局(CIA)要員ら9人を死亡させたフマム・アルバラウィの写真も登場した。
別の動画には、人工知能(AI)で作られたイスラム教の3大聖地の画像とともに、死を恐れず尊厳を守るという内容の詩句が音声で収められていた。しかし、これらの投稿を誰が行ったのか、事前に予約投稿されていたのかなどは確認されていない。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、惨事を防いだ乗客らを連日英雄として強調し、今回の事件を選挙に利用している。四方を敵に囲まれイスラエルが脅かされている状況で、自身が率いる右派連立政権だけが国民を守れるというメッセージだ。WSJは「今回の事件が今月末の総選挙を控えたネタニヤフ首相にとって政治的に好材料となる可能性がある」と分析した。一方、ドナルド・トランプ米大統領は1日、イランが今回の事件に関与したのかとの質問に「私が聞いている限りではそうだ」と述べ、イラン関与説を提起したが、具体的な証拠は示さなかった。
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