トランプ米大統領が3日(現地時間)、オハイオ州バンダリアのバトラー高校で演説し、支持者に手を振っている。[AP=聯合ニュース]
トランプ大統領は3日(現地時間)、オハイオ州バンダリアのバトラー高校で行った支持者集会の演説で、関税の賦課で「何兆ドルも入ってきている。歴史上どの国よりも何倍も多い規模であり、中国が受け取った額よりも数倍多い」と述べ、習近平氏の話に移った。トランプ大統領は「ある人は『なぜ習近平主席に親切にするのか』と話す。巨大な国、巨大な核保有国の指導者らとうまく付き合うのはよいことではないのか」と述べた。
そして突然「私は金正恩とうまくやっている」と金正恩委員長の名前を口にした。トランプ大統領は「誰のことか知っていると思う。北朝鮮だ。核ミサイル112発を持つ人たちとはうまく付き合うのがよい」と述べた後、「しかし違いがある。イランは核ミサイルを持ってはならない」と語った。
これに先立ち、トランプ大統領は8月、北朝鮮について「核兵器57発を保有している」と述べ、波紋を呼んだ。研究機関は北朝鮮の核弾頭保有量を継続的に推計して発表しているが、米大統領がこれを具体的な数字まで挙げて公に言及するのは前例を見つけるのが難しいからだ。
特に今回はトランプ大統領が中国について話している際に「巨大な核保有国」というキーワードを持ち出した後「金正恩」に話を移しながら「核ミサイル112発」へと続く思考の流れを示した点から、より一層注目される。中国は米国とともに核拡散防止条約(NPT)体制が認める合法的な核保有国5カ国の一つだ。その中国に言及した後、不法に核開発を行った北朝鮮の核保有量を取り上げたことについて、北朝鮮を「核兵器を持つ国」と認識して接しているのではないかという指摘が可能だ。
前回と同じく112発という数字の根拠も確かではない。ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の今年の報告書は、北朝鮮がすでに組み立てた核弾頭と生産可能量を合わせて少なくとも90発と推計している。
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