マルコ・ルビオ米国務長官が先月23日(現地時間)、ニューヨークで開かれた第81回国連総会で記者団と会い、発言している。AFP=聯合ニュース
1日(現地時間)、米政治専門メディアのアクシオス(Axios)によると、ルビオ長官は国連総会出席のためニューヨークに滞在していたイラン代表団に先月28日、米国から直ちに出国するよう求めた。
「即時出国」の対象にはアッバス・アラグチ外相も含まれた。
イラン代表団は出国を要求されてから数時間後に空港に移動した。その後、先月29日未明にニューヨークを離れた。
◇交渉進展を期待したが膠着状態続く…異例の出国要求
米国は当初、イランとの交渉で進展があると期待していたが、膠着状態が続いたことから代表団に出国を求めたという。
イラン代表団はもともと同じような時期に帰国する予定だった。ただ、アクシオスはルビオ長官が直接、即時出国を要求したという点で、かなり異例の外交措置だと評価した。
今回の措置は、米国とイランの間に蓄積した不信がなかなか解消されていないことを示す事例でもある。
これに先立ち米国は、マスード・ペゼシュキアン大統領やアラグチ外相をはじめとするイラン代表団が先月下旬にニューヨークで開かれた国連総会に出席できるようビザを発給した。
戦争中の相手国代表団の米本土入国を認めただけに、米国が交渉の進展に期待を寄せているとの見方も出ていた。
◇トランプ氏、核問題で譲歩要求…制裁緩和の可能性も議論
中間選挙を1カ月後に控えたドナルド・トランプ米大統領は、戦争拡大に伴う負担を考慮し、イランとの合意を模索している。しかし、ホルムズ海峡を掌握したイランも容易には引き下がらない様子だ。
トランプ大統領は特に、イランが核問題をめぐり譲歩措置を打ち出すことを望んでいるという。これに応じて米国も制裁緩和と凍結資金の解除に乗り出す意向があるとの報道も出た。
トランプ大統領は関連内容を否定した。ただ、イランの核兵器保有阻止が戦争の名分だったことから、イランから非核化措置を引き出すことはトランプ大統領にとって重要な成果となり得る。
トランプ大統領はイランに対する軍事的対応の可能性を選択肢として挙げる一方、合意を促している。
この日もインタビューで、中間選挙後にイランに対する軍事対応を強化して「全滅」させることもあり得るという趣旨の発言をし、合意を迫った。
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