ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領。ロイター=聯合ニュース
◇ゼレンスキー氏「ロシアに北朝鮮軍兵士8000人以上…1万人追加配備を準備中」
ウクライナ大統領室によると、ゼレンスキー大統領はこの日午後、国民向け演説で北朝鮮軍に関する新たな情報だとして「ロシア領土に北朝鮮軍兵士が8000人以上おり、これに加えて1万人規模の兵力をさらに配備するための準備が進められている」と明らかにした。
続けて「ロシアは北朝鮮軍派遣の見返りとして技術などを提供している」とし、「ロシアの技術支援の下、北朝鮮領土でシャヘド型攻撃用ドローンが生産されている」と主張した。
ゼレンスキー大統領は「これが悪が拡散する方式であり、生命に対する脅威が他の地域に広がっていく方式だ」とし、「共に対応してこそ克服できる」と強調した。
ただ、ゼレンスキー大統領はこの日現在まで、北朝鮮軍捕虜の韓国送還に関しては言及しなかった。
これに先立ち、ゼレンスキー大統領が23日に米ニューヨークで開かれた国連総会で北朝鮮軍捕虜2人の韓国送還の事実を公開したことで、これをめぐり韓国とウクライナの間に非公開の合意があったかどうかについて双方の立場が食い違い、議論が起きた。
青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は前日、立場を表明し、「ウクライナ政府側が非公開の合意を破り、事前協議はもちろん通知すらせず一方的に公開したことも重大な問題だが、『非公開の合意はなかった』という虚偽の事実を発表したことは両国政府間の信頼を深刻に損なうものだ」とし、ウクライナ側に公式な説明と謝罪を求めた。
韓国外交部はこの日、アンドリー・ベシュキン駐韓ウクライナ大使代理を呼び、北朝鮮軍捕虜の送還事実を公開しないことにした両国間の合意が明確に存在したという韓国政府の立場を伝えた。
◇ウクライナ大統領室秘書室長、「DMZ爆発」に言及…「状況さらに悪化」
ウクライナ側は北朝鮮軍の参戦が韓半島(朝鮮半島)の平和に脅威となり得るという従来の立場を改めて強調している。
キリロ・ブダノフ大統領室長官はこの日、ソーシャルメディア(SNS)に英語デジタルメディア「ニュースフォース(NewsForce)」のインタビュー記事を引用し、「北朝鮮はわれわれの戦争から学び、武装している」とし、「何より自国地域での積極的な戦闘に備えるためだ」と主張した。
続けて「ごく最近、韓国と北朝鮮の間の軍事境界線(MDL)でまた一つの事件が発生した」とし、「状況は日を追うごとに悪化している」と述べた。そのうえで「制御できない結果を招きかねない事件が発生するのは、単に時間の問題にすぎない」と付け加えた。
ブダノウ氏が言及した「事件」は、21日に西部戦線の非武装地帯(DMZ)で韓国軍兵士3人が負傷した地雷とみられる爆発事故を指すものとみられる。韓国軍は今回の事故原因が北朝鮮軍の地雷である可能性が非常に高いとし、北朝鮮軍が埋設した地雷と最終的に判定された場合は「相応の措置」を取るとこの日明らかにした。
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