27日、豪雨によって浸水したバンコクの道路で、人々がボートを使って被災者を移送している。ロイター=聯合ニュース
タイ政府によると、バンコク一帯では24日から27日までに330ミリを超える雨が降った。
この雨によって市内各地が冠水し、これまでに5万2000世帯が被害を受けたことが分かった。被災者4900人は学校や寺院などに設けられた200カ所余りの避難所に避難した。
洪水の余波は航空便の運航にも影響を及ぼした。
一部航空会社の乗務員が冠水や交通難のため時間通りに出勤できず、前日から旅客機の運航が相次いで遅延した。
特にタイ国際航空を利用して韓国に帰国しようとしていた韓国人乗客数百人が、前夜からスワンナプーム国際空港で長時間待機する事態となった。
韓国人のキムさん(37)は家族8人とともに、前日午後11時10分出発予定のタイ国際航空の旅客機に乗って帰国する予定だった。
ところが出発時刻はこの日午前1時40分に延期されたのに続き、午前3時、午前4時、午前6時10分など変更が繰り返された。
キムさんは「航空会社の職員がゲートに一人もおらず、運航遅延に関する案内も全くなかった」とし、「タイ国際航空のラウンジに直接出向いて問い合わせたところ、大雨のため職員が出勤できなかったとの回答を受けた」と話した。
前日午後11時35分にスワンナプーム空港から韓国に向けて出発する予定だった別のタイ国際航空の旅客機も運航が遅延した。
キムさんは「バンコクで大雨が降ったため午後6時ごろ空港に早めに到着したが、14時間以上まともな案内を受けられないまま待っている」と伝えた。
タイ政府はバンコクとノンタブリー県、サムットプラカーン県などを災害地域に指定した。
洪水被害が拡大し、先週末にはバンコク各地で生活必需品の買い占めまで起きた。一部店舗の商品棚が空になると、タイ首相府は市民に買い占めを控えるよう要請した。
タイ政府は交通渋滞を緩和するため、この日から29日までの2日間、バンコクと近隣3県の公務員に特別休暇も命じた。
一方、今回の洪水で行方不明になっていた韓国人男性と推定される遺体も発見された。
現地メディアのパタヤ・メールによると、24日にタイ中部チョンブリー県パタヤ近郊のノンプルー地域で洪水に流され行方不明になっていた韓国人男性と推定される遺体が、3日目となる27日午後6時ごろ発見された。
現地の漁師が発見した当時、遺体は激しく腐敗した状態で、服装が行方不明になった当時に韓国人男性が着ていたものと似ていたという。
タイ当局は正確な身元と死亡原因を確認するため、司法解剖を行う予定だ。
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