秋夕連休最終日の27日、釜山北港親水公園の水路に10日以上とどまっているサメ「プカンイ」を見るために市民が公園の散策路にあふれている。ソン・ボングン客員記者
市民の足を北港に誘ったのは「プカンイ」というニックネームが付いたサメだ。全長約3.5メートルの大型のサメで、18日に公園の水路に突然現れた。連休最終日の27日にもプカンイを見に来た人たちが列を作った。この日午後6時までに訪れた9万1000人を含めば、プカンイ出没後の累積訪問者は55万3800人に達する。「野外水族館」となった親水公園ではプカンイが背びれを見せて登場するたびに歓声があふれた。友人とともにきたというイ・ソクソンさん(37)は「連休後にはプカンイを遠くに放流するというのできたが、人が多くてまともに見られなかった」と残念がった。
連休中には釜山で17.3ミリの少なくない雨が降るなど悪天候でも「プカンイ熱風」は冷めていない。おかげで北港近くのコンビニエンスストアとカフェなどは時期外れの特需を迎えている。多くの群衆に自治体など関係当局は休日も返上して安全管理に出た。釜山市と釜山施設公団、東区庁、警察などは安全管理要員150人を投じた。
実際に一部市民の突発行動もあった。最近プカンイを見に来たある訪問客は携帯電話を探すために親水公園の安全柵を超えて水路に降り再び水路の外に出る姿がとらえられた。オンラインコミュニティと交流サイト(SNS)にその様子が映った動画が相次いで上げられた。動画を上げたネットユーザーは「(携帯電話を)無事に取ることができ幸いだと思ったが、5分もたたずにサメが現れた」という字幕を付けた。
国立水産科学院など専門機関は、プカンイがえさを追って偶然に水路に入り込み、水路の構造のために出られなくなったとみている。この水路は長さ1.6キロメートル、幅30~60メートル、水深2.5~4メートルの狭い人工水路で、水路の終端はやや曲がった構造だ。国立水産科学院のキム・ヒョヌ研究官は「水の外から人が見れば水路から外海に出て行けるように見えるが、サメの立場では狭い水路のど真ん中に置かれた状況」と話した。メジロザメと推定されるプカンイは広い沿岸と外海に移動する種のため狭い水路に長期間とどまる場合、健康に異常が生じる恐れがあるという。
釜山市と国立水産科学院など関係当局は連休後もプカンイが自ら水路を抜け出せない場合、28日に対策会議を開いて救助案を協議することにした。海洋警察の警備艇などに大型網を取り付けて外海に追い込む案も検討するという。釜山市関係者は「自然離脱を待つのか、外海誘導など救助に出るのか対応案を話し合う予定」と話した。
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