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米中「中身のない」会談…北朝鮮非核化も議題から消える

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

25日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領(右)と習近平中国国家主席。[AFP=聯合ニュース]

ドナルド・トランプ米大統領は23~25日(現地時間)、中国の習近平国家主席による国賓訪問期間中、習主席が行く先々にレッドカーペットを敷き、最大限の礼遇でもてなした。しかし、異例の歓待の中で開かれた首脳会談後、共同声明や合意文書の発表はもちろん記者会見もなく、「成果のない会談」との評価が出ている。米国は5月の北京首脳会談までは北朝鮮の非核化を両国の「共同目標」と明記していたが、今回は非核化はもちろん北朝鮮の核問題にすら言及しなかった。

25日にホワイトハウスが公開したファクトシートは「(会談で)ロシア、北朝鮮、イランを含む進行中の国際的懸案について議論した」とし、「イランは核兵器を保有してはならず、いかなる国や機関にも国際水路に対して通行料を課すことを認めてはならないということで合意した」と明らかにした。両首脳が合意した非核化の対象は北朝鮮ではなくイランだ。5月の会談当時、ホワイトハウスはファクトシートを通じて「北朝鮮の非核化が共同の目標であることを確認した」としていたが、4カ月後に開かれた今回の会談資料では「共同の目標」はもちろん「北朝鮮の非核化」まで抜け落ちた。


中国はさらに一歩踏み込んだ。4カ月前の発表文には「韓半島(朝鮮半島)など主要懸案について意見を交換した」と記していたが、今回は北朝鮮、韓半島に関する記述をそもそもなくしてしまった。


◇3日間ずっと「レッドカーペット」…写真だけ残った米中首脳会談

北朝鮮に対する米中の表現がそろって後退したことは、変化した北朝鮮に対する認識を示している。習近平主席は米中首脳会談を控えた6月、北朝鮮を国賓訪問した。ところが、金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長は習主席の訪朝直前に核物質工場を視察したのに続き、弾道ミサイルの生産能力を2.5倍に拡大するよう指示した。北朝鮮の「核示威」の中で行われた朝中首脳会談の発表文では、核に関する言及が完全に姿を消した。

その後、ホワイトハウスでも変化が起きた。トランプ大統領は米中会談の議題をめぐる協議が始まったあたりの先月16日、突然、韓米共同訓練の縮小を指示した。19日には「金正恩氏と今年会う」とし、「彼はすでに強力な核兵器57個を保有している」と述べた。「会談の目的は非核化なのか」という質問には「話したくない」と答えた。

北朝鮮の核問題を除いても、今回の会談は戦略競争の構図を変えるビッグディールだったというよりも、貿易と軍事分野の衝突を防ぐための休戦状況の管理に焦点を合わせたとの評価が出ている。核心懸案をめぐる明確な成果がないためだ。

それでも双方が明示的に合意したのは、来月10日に終了する予定だった貿易休戦を来年1月10日まで2カ月延長するという内容だ。また、米中貿易委員会を通じて、機微性が低い品目300億ドル(約4兆7160億円)相当に低い関税を適用するよう勧告することにした。米国のアキレス腱と呼ばれるレアアース(希土類)について、ホワイトハウスは「米国の懸念を解消するための協議を続けている」と成果として示したが、中国はレアアースについてはそもそも言及しなかった。また、双方の公式資料にはいずれも台湾に関する記述がなかった。人工知能(AI)についても、米国は「意思疎通チャンネルを構築することにした」、中国は「対話を続ける」としただけだった。

会談前から専門家の間では、レアアースという交渉カードを握る習主席とは異なり、トランプ大統領には明確な交渉のてこがなく、「傾いた運動場」(=一方に有利な不公平な交渉環境)だという評価が出ていた。実際、トランプ大統領の過剰な儀典をめぐる議論が出る中でも、空港で1時間待って習主席を直接出迎えた。国賓訪問の3日間、ほぼすべての動線にレッドカーペットが敷かれ、国賓晩餐会の会場は中国が幸運の色と考える赤色で埋め尽くされた。

トランプ大統領の外交スタイルを破るほどの儀典を受けた習主席は、歓迎式では両国を「二つの大国」と呼び、トランプ大統領と握手を交わすたびに自身の手が上に位置しているように見せようとするぎこちない動作を繰り返した。ワシントン・ポスト(WP)は今回の会談について「習主席に米大統領と対等な指導者という地位を与えただけで、実質的な成果はなかった」と評した。



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