トランプ大統領と習近平主席が25日(現地時間)、ワシントン国立文書保管所を訪問し、握手している。[AFP=聯合ニュース]
トランプ大統領は首脳会談中、終始レッドカーペットを敷いて習主席を厚遇した。民主党はもちろん共和党からも「過剰」との指摘が出るほど異例のもてなしだったが、現地メディアは中国が持つ強力な交渉カードであるレアアースを上回るカードを持たないトランプ大統領が得た成果について批判的な評価をした。
◆「具体案を示さず『大きな進展があった』」
トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで開かれた夫人同伴の茶会で「我々は大きな進展を遂げ、両国にとって非常に前向きな大きな進展があった」と述べた。続いて「我々の農家も喜ぶだろうし、非常に前向きなことが多く起きている」と話した。
ただ、具体的な内容には言及しなかった。ホワイトハウスも前日の首脳会談でどのような話が交わされたのかはもちろん、今回の会談の成果についても別途の資料を発表していない。会談直後に習主席の発言を整理して公表した中国とは対照的だった。
習主席は具体的な成果よりも米中関係の枠組みに重点を置いた。習主席は「(トランプ)大統領と私は、中米関係という巨大な船の航路を設定する2人の船長のようなものだ」と述べ、5月に北京で行われた首脳会談で合意した「戦略的安定に基づく建設的な中米関係」に言及した。そのうえで「今回はこのビジョンに新たな内容を加えることで合意した」とし「この関係は尊重、公正、相互主義を基盤とする」と強調した。
習主席も具体的な合意案には言及しなかった。ただ、習主席の発言については、今回の会談を通じて事実上、中国の地位を米国と同等の水準に引き上げる内容の合意があった可能性を示唆しているとの評価も出ている。
習主席は「今年の残りの期間に我々はあと2回会う機会がある」とし、11月に中国深圳で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議と、米フロリダ州で開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議に言及した。そして「私は大統領とファーストレディーの中国訪問を歓迎する」とし、トランプ大統領夫妻を招待した。
◆「過剰な厚遇」批判にも3日間「レッドカーペット」
習主席の国賓訪問最終日の予定だった茶会は「レッドルーム」と呼ばれるホワイトハウスの応接室で行われた。トランプ大統領は3日間の国賓訪問期間中、習主席夫妻を終始レッドカーペットで迎えた。トランプ大統領は訪問初日の23日には到着の1時間前からメリーランド州のアンドルーズ統合基地に出向いて習主席を出迎え、首脳会談当日には会談を終えた後、ホワイトハウスで赤色の装飾品を配置した国賓晩餐会を開いた。
この日も赤色で飾られた応接室で茶会を終えたトランプ大統領は、ホワイトハウス近くの国立公文書記録管理局に移動し、習主席夫妻と最後の日程までともにした。
ここは米政府の重要な公文書や記録遺産を保存して一般公開している連邦機関で、米国の独立宣言、米国憲法、権利章典など米国の建国と歴史、アイデンティティーを象徴する3大重要文書の原本が展示されている「民主主義の聖地」と見なされている。社会主義の主要国である中国の国家主席に米国の民主主義の優位性を誇示する意図があると解釈されている。
ただ、この日の見学は午前11時54分に始まり午後0時4分に終了した。見学時間はわずか10分だった。10分間の見学を終えた習主席夫妻は近くのアンドルーズ統合基地に移動し、最後までレッドカーペットを踏んで専用機に乗り、中国へ向けて出国した。
[米中首脳会談]3日間終始「レッドカーペット」敷いたが…「レアアースで傾いた土俵」(2)
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