習近平中国国家主席が24日(現地時間)、米ワシントンのホワイトハウスでドナルド・トランプ米大統領の発言を聞きながら拍手している。ロイター=聯合ニュース
習主席は「中米が競争に言及することを避ける必要はない。ただし競争は健全で一定の一線を守らなければならず、互いに先を争う競走であって、相手が負けて自分が勝つ格闘になってはならない」と述べ、「ゼロサムゲーム」を警戒した。また「米中双方は衝突せず、対決しないというマジノ線を守らなければならない」とし、「両国軍は定例対話を維持し、危機コミュニケーションおよび予防システムを改善しなければならない。『トゥキディデスの罠』は克服できる」と強調した。
習主席は特にAIの危険性を管理する必要性についても基本的な共感を示した。「両国にはAIを適切に発展させ、管理する能力と責任があり、AIが常に人間の統制下で国民に恩恵を与えるようにしなければならない」と述べた。ただ、その一方で「中国と米国はいずれもAI強国だ」と前置きしたが、米国とのAI開発競争で後れを取る考えはないという意思も明確にしたものと解釈される。
習主席は具体的な協力議題も提案した。「中国は麻薬取り締まりや法執行などの分野で米国との協力を強化する用意がある」とし、フェンタニル問題で協力できることを改めて確認した。このほか両国間の直行便の増便、今後5年間で米国の青少年10万人を中国に招待するなど具体的な事業も提示した。「ここでうれしい知らせを一つお伝えする。数日後には2頭のパンダ『平平(ピンピン)』と『福双(フーシュアン)』がアトランタ動物園の新しいすみかに到着し、米国国民と会うことになる」とし、ジャイアントパンダの到着も自ら伝えた。
習主席はトランプ氏がフライング・タイガースに言及したことについて、「第2次世界大戦当時、中国と米国はファシスト侵略者に対抗して共に戦った。両国国民はこれを決して忘れないだろう」と応じることも忘れなかった。
両国首脳は歓迎式典後、単独会談と拡大会談を続けた。国賓晩餐会の前にもホワイトハウスのイーストルームで両国首脳がもう一度発言する予定だ。この場でこの日の会談で成立した合意の輪郭が明らかになるとみられる。
最近、BRICS首脳会議の晩餐会を欠席したことで健康異常説が浮上していた習主席が、2回もトランプ氏と共に公開の場で発言する点も目を引く。トランプ氏の手厚い歓待に習主席が応えると同時に、メディアの前に登場する公開日程をこなすことで健康状態をめぐる不要な臆測を払拭しようとしている可能性もある。
「共通の利益に集中」…トランプ氏、習氏の前で抗日「同盟」にまで言及(1)
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